フランス料理のシェフから家政婦に転身し、気軽でおいしい家庭料理レシピが大人気のタサン志麻さん。
そんな志麻さんのパーソナルマガジン『à table SHIMA vol.03 冬号』が本日発売に。今回のテーマは「ようこそ、タサン家のパーティへ」。ここでは、タサン家流の家族で楽しむ「冬のごちそう」をご紹介します。クリスマスや年末年始など、これからの季節にもぴったり!
家族と友人と。志麻さんのみんなで楽しむ「冬のごちそう」
すべての画像を見る(全10枚)志麻さんが「世界でいちばん好きな場所」と話すのは、家族や大好きな人たちと共に囲む食卓。
「『ああ、こんな味つけが好きなんだ』とか、『こんなに食べられるようになったんだ』とか、毎日顔を合わせているのに、ちょっと驚いたりもして。どこまでもリラックスする、休日の夜。終わることのない、温かな時間です」
そんな時間を彩る、少しだけ手をかけた料理をご紹介。料理と一緒に、のんびりと続く、とりとめのないおしゃべりを楽しんでみては。
●いつものハンバーグと同じ材料で。ボリューミーな「チーズミートローフ」
合いびき肉、みじん切りしたタマネギ、卵、パン粉、牛乳と、材料はいつものハンバーグと同じなのに、グラタン皿につめてオーブンに入れるだけで、ごちそう感いっぱいになるチーズミートローフ。
「チーズをたっぷり入れて、粒マスタードとトマトケチャップ、中濃ソースを混ぜたソースを塗れば、子どもたちは大喜び。ハンバーグをつくるときは、『焦がさずに、中までちゃんと火が入るかな?』と心配になるけれど、ミートローフならオーブンまかせ」
残ったひき肉はざっくりつぶして、トマト缶を加えて煮込めば、おいしいパスタソースに。
●「マッシュルームサラダ」は、タマネギとパセリが食感と風味のアクセント
ときに主役にもなるサラダ。キノコが大好きな志麻さんのイチオシは、生で食べられるマッシュルームのサラダだそう。
新鮮なものを選んで、さっと薄切り。味わいのポイントは、ちょっぴりのタマネギ。シャキッとした食感とほどよい辛みで、絶妙なアクセントになってくれます。
酢とマスタード、オリーブオイルに塩コショウを加えたドレッシングは、しっかり乳化させるのがポイント。
「ドレッシングがなじんでしんなりした頃もおいしいけれど、私はシャキシャキのマッシュルームが好きなので、家族がのんびりしている間に、けっこうな量をひとりでパクパク食べてしまって…みんなに『え? もうこんなに減ってる!』と毎回驚かれています」