ゴミカレンダー、子どものお便り、買い物メモ…。毎日サッと確認したい書類を管理する場所があると、生活がスムーズになります。日刊住まいライターは、家づくりで間取りを考える際、キッチンパントリーのニッチに書類の管理場所をつくりました。マグネットクロスを採用して、手軽に貼ったりはがしたりできる仕組みに。実際の使い勝手と快適なことを紹介します。

パントリの入り口
パントリーの入り口。ニッチの壁がマクネットクロスになっていて、書類の貼りつけが手軽に
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長く過ごすキッチンの一角に、情報をまとめて便利に

1年半前にハウスメーカーで注文住宅を建てた筆者は、夫と4歳の娘の3人暮らし。リビングから見えないキッチンパントリーの一角にマグネットクロスを採用し、毎日確認する大切な情報をまとめています。これがとても快適。具体的に、どんなものか説明していきましょう。

 

マグネットクロスが貼ってあるニッチの壁

わが家のキッチンには、広さ1.5畳のパントリーがあります。この壁の一部に、縦900×横1100mmほどのニッチをつくり、その壁にマグネットクロス(磁石がくっつく壁紙)を貼っています。

見た目は白いクロスなのですが、ちゃんとマグネットがくっつくのです。ちなみにニッチには、ボイラーや暖房のスイッチもまとめて設置して、スッキリした見た目に。

 

マグネットクロスに貼ってある書類

マグネットクロスは、磁力がそれほど強くないと一般的には言われています。しかし、100円均一のマグネットを2個ほど使えば、7、8枚ほどの重ねた紙も、しっかり留まります。

 

リビングから目につかない場所にまとめたい

以前の賃貸マンションでは、日常的に確認しておきたい書類を、冷蔵庫にマグネットで留めていました。便利だけれど、これでは見た目がよくない…。

そこで1年半前に注文住宅を建てる際、手軽に利用できて、かつ、リビングからは隠れたところに、書類を貼る場所を検討しました。加えて、持ち家なので、画びょうなどで穴をあけずにすむ仕組みにすることも考慮。

その結果採用したのが、リビングから目につかないパントリーの壁に、マグネットクロスを貼ることだったのです。

 

キッチン全体の様子

ちなみにパントリーの入り口は、冷蔵庫の隣。筆者はキッチンで過ごす時間が長いので、キッチンにあるパントリーは、動線的に、とても行きやすい場所です。食事の支度中、ちょっとしたあき時間などに、ニッチの書類をサッと確認することができます。

 

日常的に確認したい情報は、子育て世代には結構多い

キッチンからニッチを覗いたところ
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たとえば、ゴミの日が記されたゴミカレンダー、町内会のお知らせ、忘れたくない用事、連絡先…。家庭によって事情は違いますが、「日々ちょっと確認しておきたい」書類は、意外と多いものです。

最近筆者が実感するのが、娘の幼稚園から届くお便りの管理。年間イベントカレンダーのほか、細かい月間カレンダー、なくしてはいけない連絡網やバスの時刻表、給食便りなど、とにかくお便りがとても多いのです。

娘の幼稚園は、日によって服装が制服・私服と異なっていたり、日々の持ち物や提出物の締め切りもあったり。毎日、筆者がお便りを確認する必要があります。

アプリでもお便りが届くので、スマートフォンでも確認はできます。ですが、バタバタしているときに、「スマホのアプリを起動→必要な情報にアクセス」する手間は意外に負担です。

一方、これが紙の書類だと、朝ごはんの準備をしながらサクッと見るなど、「なにかをしながらの確認」がとてもラクなのです。

この手のお知らせは、手軽に確認できて、はじめて本当に役に立つもの。マグネットクロスのおかげで、筆者は忘れ物ややり忘れが、ほぼ確実に防げています。