もらう機会が多く、気づくとたまりがちなタオル類。よくよく考えてみると、思っていた以上に「古いタオル、使っていないタオルを持っていた」なんて方も多いのではないでしょうか。50代からはそんなタオル類の見直しをして、暮らしをコンパクトにしてみませんか? 今回は、「タオルの持ち方・捨て方」をテーマに、暮らし上手な5人が実践している工夫をご紹介します。
暮らし上手が実践するタオルの使い方と捨て方5選
お歳暮や粗品などでタオルをもらう機会は多いもの。集めているつもりはなくても、気づくと自宅にたくさんタオルがあるという人も多いはず。今回は、そんなタオルの断捨離方法や有効活用術をまとめてみました。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
●使う分だけで大丈夫。たくさんあるタオルを捨てるコツ~筆子さん
50歳から本格的にミニマムな暮らしをスタートさせたという、カナダ在住のミニマリストでブロガーの筆子さんは「タオルは捨てるべき!」と話します。そんな彼女に、タオルの捨て方について教えてもらいました。
すべての画像を見る(全8枚)タオルは本当に使う分だけ取り除けて、残りを手放してください。
「ええ~、そんな! 筆子、乱暴すぎる」と思う方に向け、タオルの選別方法を伝授します。
捨てるべきタオルの具体的な例は、すっかり擦り切れたもの、シミがついてしまったもの、変なにおいがついて取れないもの、はしがほつれているもの、ゴワゴワしていて使う気になれないもの。これらのタオルは捨てることをおすすめします。
しかし、大半の人がタオルを持ちすぎなので、難のあるものだけを捨てても、きっと使わないタオルがたっぷり残ります。
清潔なタオルが好きでたくさん買いこみ、使いきれず、ずっとためこむ女性は少なくありません。粗品でもよくもらうので、家じゅうのタオルを全出ししたら、意外にたくさんあることに驚きますよ。
使わないタオルは、ウエスにして掃除に使ってくださいね。
詳しく知りたい人はこちらをチェック!
50代、洗面所やトイレで「今すぐ捨てるべき」もの。本当に必要なものの残し方
●古いタオルは小さくカットして再利用~若松美穂さん
ものは少なく、最後まで使い倒して節約にしたいところ。大きなバスタオルをやめてフェイスタオルにしたというカウンセラー・エッセイストの若松美穂さんには、古いタオルの使いみちについて教えてもらいました。
わが家はあるときからバスタオルをやめ、フェイスタオルメインに(お客さま用・海用のバスタオルはキープ)。お洗濯がとてもラクになりました。
いらなくなったバスタオルは大きさをいろいろにカットして再利用しています。
小さいものは雨の翌日に自転車をふくときに使用したり、中くらいの大きさのものは、靴ではなく、足ふき用です。また、大きいものは雨の日に玄関に敷いて、塗れた靴底をひとふきするだけで、玄関が汚れるのを防ぐことができます。掃除の手間がなくて助かっています。
豪雨の際には、足元がびしょぬれになんてことも多々…。そのまま家に入ったら廊下が汚れるので、足や持ちものをカットしたタオルでふいてから、家に上がります。
そのため、小さくカットしたタオルの定位置は玄関と決めていて、玄関収納の中にしまってあります。各自必要なときに取り出せるようにすることで、帰宅したときにタオルをもってきてくれる家族がいない場合も困る心配がありません。
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古いタオルはカットして使い倒す。バスタオルをやめてフェイスタオルにした結末
●もらいもののハンカチやフェイスタオルの使い方~本多めぐさん
アラフィフの夫婦ふたりで暮らすミニマリストのブロガー・本多めぐさんが、余ったハンカチ・タオルの意外な使いみちについて実体験を教えてくれました。むやみにものを増やさず、捨てず、今あるものでなんとかしてみませんか?
布系の消耗品は、定期的に買い替えが必要です。そんなとき、家に余っているものが活用できます。今回は、家の中で使っていない意外なものを、キッチンで活用する方法を紹介します。
プレゼントでもらったり、昔買ったものがずっと家にあったりしますよね。最近は、外出自粛やテレワークでおうち時間が増え、ハンカチの出番も少なくなる傾向も。
わが家でも余らせていたので、厚手のハンカチはフキンとしてキッチンで有効活用することにしました。タオルハンカチやガーゼハンカチなど、生地が厚いものはフキンとして問題なく使えます。そもそもガーゼはフキンによく使われる素材ですからね。もし、もったいないと思うなら外出時に使えばいいですし、これならフキンにしてもいいかな、と思えるものだけ活用するといいですよ。
注意点としては、薄いハンカチは扱いにくいのでNG。お弁当を包んだり、ティッシュカバーなどにリメイクするのもよいかもしれません。
そのほかのフキンの代用品としては、フェイスタオルもおすすめ。厚手でしっかりしているのでガシガシ使えます。
実家に帰ったとき、母が新聞の社名が入ったタオルを食器ふきに使っているのを発見。たまりがちなタオルを有効活用している! と思いました。
タオルはもらう機会が多く、使いきれずにたまることも。そんなときには食器ふきにしてみてはどうでしょう。高級タオルのようにフワフワじゃない方が逆にいいのです。生地が薄いと食器ふきには小回りがきいて乾きやすいのでピッタリ。
実際に使ってみたら、たくさんふいても吸水性がよくベチャベチャにならず便利。ボウルやお鍋などの大きいものをふくときにとくに重宝しています。