段々と気温が下がり、手足の「冷え」に悩まされているという方も多いのでは? 体調のことを考えるとなんとかして改善させたいですよね…。そこで、ダイエットカウンセラーで料理研究家のおにゃさんに、簡単にできる「冷え性の改善法」について教えてもらいました!

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「冷え性」は、体に不調につながることも…

寒そうな女性
冷え性で悩んでいるという方も多いのでは?(※画像はイメージです)
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このところ急に寒くなってきましたね! 女性は男性よりも筋肉量が少なかったり、ホルモンバランスの変化で体温調節をしている自律神経が影響を受けて、血液の循環が悪くなり冷え性になったりと、日本女性の約7割が冷え性だといわれています。

私も昔、太っていたときはいつも足が冷えていて、寝つくまでに時間がかかっていましたし、やせられない…と、私のダイエットプログラムに参加している方たちも、半数以上の方が冷え性です。

体が冷えていると血流が悪くなり、代謝が悪くなるので、脂肪も燃焼しにくくなりますし、体温が低下することで免疫力が下がり、病気にもなりやすくなってしまいます。そこで、今回は「冷え性」を改善するための方法をお伝えします。

●ポイント1:体を温める食材を積極的にとる

【1:ショウガ】

ショウガ

体を温める食材でいちばんのオススメは「ショウガ」です。ショウガには、辛味の主成分として、「ジンゲロール」「ショウガオール」が含まれています。

ジンゲロールは生のショウガに含まれており、抗菌・殺菌作用やガン予防、食欲増進効果があるといわれています。そして、ジンゲロールを加熱・乾燥することによって、ショウガオールに変化。ショウガオールは、胃腸の粘膜を刺激して血流を高め、身体の深部の熱をつくり出す働きがあるので、冷え性改善のためには、加熱・乾燥させることが大事です。

生のショウガをすりおろして炒め物に入れるのもいいですが、私のオススメはお手軽に市販のショウガパウダーを使用すること。

朝いちばんの白湯にショウガパウダーをほんの1さじ。ほかにも、みそ汁やスープ、鍋の中に少し。炒め物やカレーの中に入れたりするのも◎。ショウガパウダーをほんの少し入れるだけで、体がポカポカになるので、朝一の白湯の中に入れるのはとくにオススメです。

【2:ニンニク】

ニンニク

ニンニクには、香り成分である「アリシン」が含くまれています。これは長ネギにも含まれる成分と同じで、アリシン自体には新陳代謝をアップさせて血行をよくする効果があるといわれています。

身体の隅々まで血液が行き渡る事により、手足など末端の冷えを改善し、冷えからくる頭痛や肩こりも改善する効果があるといわれていますよ。

ニンニクは生のニンニクをすりおろして炒め物に入れたり、ナムルに入れたり。生のニンニクを買って調理することが面倒な場合は、ニンニクチューブを使用するのもいいですね。

ちなみに私は、ニンニクやニンニクチューブも使用しますが、「黒ニンニク」という一定温度・湿度を保った状態で、1か月熟成させたものを食べています。

黒ニンニクは熟成過程で「アルギニン」「S―アリルシステイン」といった成分が増加したり、健康効果も高まり、白ニンニクよりもにおいが少なく、プルーンのように甘味があっておいしいので、毎朝1粒食べています。