食品の値上げが次々と発表され、家計管理に頭を悩ませているという方も多いのではないでしょうか。しかし、この値上げの流れにのらずに税抜70円の低価格を維持しているのが、赤城乳業のアイス「ガリガリ君」です。
70円の国民的アイス「ガリガリ君」。値段に込められた想い
すべての画像を見る(全14枚)前回の記事ではガリガリ君の開発秘話に迫りましたが、今回は赤城乳業 マーケティング部の方に、ガリガリ君の人気の味、そして禁断の価格に関するお話をたっぷりと伺いました。
●人気の商品は定番か、季節限定か…
今まで累計160種類以上のフレーバーを販売してきた「ガリガリ君」。その個性あふれる味わいはどれも魅力的なものばかりですが、今回は2021年の売上本数をもとにベスト3をお伺いしました。
まず、第3位は2016年に発売された「ガリガリ君九州みかん」。
最近では、熊本県の人気キャラクター・くまモンとコラボし、売上の一部を熊本災害復興支援として寄付。ミカンアイスのなかに、ガリガリッとした食感のミカンかき氷を入れたアイスキャンディーは、ほどよい甘さとさっぱりとした風味が絶妙にマッチ! 開封したときのさわやかなミカンの香りも◎。
第2位は、もはや夏の定番となった「ガリガリ君梨」です。
じつはこのフレーバーがいちばん好き! という方も多いのでは? 2002年に初めて販売されたときの衝撃は大きく、(一時休止のち2011年に再販)。誕生してから、結構な年数がたっているということにも驚きです…。
味は言わずもがな美味! ガリガリ君ソーダのかき氷に比べて細かい氷が多く入っているため、梨特有の「シャリシャリ」とした食感、そしてみずみずしさを楽しむことができ、パッケージを開けたときの梨の芳醇な香りには気持ちが高ぶります。
季節の味と定着化したことで、発売時に「今年もこの季節が来たか…」と感慨深い気持ちになるアイスで、赤城乳業社内でも「ガリガリ君梨」のファンは多いそうです。