家づくりの際に、いろいろ調べて、検討し、「これで完璧!」と思ったのに…。実際に住んでみると見えてくる「プチ後悔」。日刊住まいライターが自宅の地味なしくじりについて、結局、どうしておけば「正解」だったのか振り返ります。失敗談を、ぜひ家づくりの参考に。
すべての画像を見る(全5枚)土間収納の扉が開く向きを逆にしておけば
わが家には、玄関に半間の小さな土間収納があります。煩雑な中の様子が見えないように扉をつけたのですが、「左開きではなく、右開きにしておけば」と後悔。
狭い玄関なので、外から帰ってきた家族がうっかり収納扉に当たってしまうかもと思い(実際は、いらない心配でした)、左側に折れて開く扉にしたのですが…。これだと、家の中から土間収納へアクセスがとっても面倒!
本来の目的は、「上がり框(かまち)から土間収納内のものがサッと取れる」だったのです。しかし現実は「一度玄関を下りて、靴をはいて、収納扉を開いて、中のものを取る」という手間に。
ここには、外で使う掃除用具やレインウェアもかけています。雨で濡れたレインウェアは、玄関でそのまま収納するわけにはいかないので、家に上がってふいて乾かして元に戻します。そのたびに、「扉の開き方が逆だったら、<開く→しまう>のツーアクションですんだのに!」とズボラな私は大変悔しく思っています(笑)。
外を見ない窓ガラスは、不透明にしておけばよかった
わが家があるのは住宅地。隣家との距離が近いため、南側を除いてリビングの窓は、すべて型ガラス(不透明窓の一種)を採用しています。南には掃き出し窓と、2つの縦すべり窓を設置。
掃き出し窓のように大きな窓は、天気の様子をうかがうなど、外を見るのに便利使いしています。なので、透けるガラスで問題なし。
一方で、小さな縦すべり窓から戸外を見る習慣は、わが家にありません。というのも、隣家の外壁と道路が見えるだけの眺めだからです。
たしかに、住んだ直後は窓の外を眺めることもありました。でも、数日後には通行人からの視線が気になるように。
そのため今では、目隠しフィルムを貼った状態。その作業をしたのも自分です。「こんなことなら型ガラスしておけば!」と後悔。
小さな縦すべり窓からの眺めがよければ、もちろん、こんな事態にはならなかったでしょう。