「シルク・ドゥ・ソレイユ」の5年ぶりとなる日本公演『ダイハツ アレグリア-新たなる光-』が、2023年2月8日からお台場ビッグトップにて開幕! 今回は10月11日にフジテレビで開催された、日本公演記者発表会をアミューズメント担当・編集Yが取材。ひと足先に“歓喜”の世界に浸ってきたので、その魅力を徹底レポートします。

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シルク・ドゥ・ソレイユが完全復活!『アレグリア』 で歓喜の旅へ

日本公演記者発表
『ダイハツ アレグリア-新たなる光-』日本公演記者発表に参加!
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1984年にカナダ・ケベックで誕生して以来、世界70か国450都市以上で2.15億人もの人々を魅了し続けているサーカス・エンターテイメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」。

日本では、1992年の『ファシナシオン』を皮切りに今まで13作品を上演し、その累計動員数はなんと1400万人以上を記録! 毎公演楽しみにしているファンやリピーターも数多く、じつは編集Yもそのひとりです。

●5年ぶりの来日公演はファン待望の“アレ”!

シルク・ドゥ・ソレイユのショーは、観客の心をつかむストーリー、独創的な世界観の中で繰り広げられる人間の限界まで追求した圧倒的なパフォーマンス、そして舞台美術や衣装、照明など…細部にまでこだわった芸術性の高さが魅力です。

エンディング
Photos: Cirque du Soleil 2021 / Costumes: Dominique Lemieux

日本でも多くのファンを抱えるシルク・ドゥ・ソレイユですが、2020年に拡大した新型コロナウイルスの流行に伴い世界じゅうの公演が中止に。公演再開の目途がたたない厳しい状況が続き、カンパニーとしても過去に前例のない難しい決断を迫られることになります。

しかし、つらい状況下でもアーティストたちは公演再開に向けて準備し続け、「エンターテインメントがどうあるべきなのか」を再確認。ついに2021年6月に一部の演目を対象に再開し、復活へと踏み出すことになります。そして、2023年2月には待ちに待った日本公演が決定!

メインビジュアル

5年ぶりとなる日本公演は、世界進出のきっかけともなった『アレグリア』。アレグリアとはスペイン語で“歓喜”や“喜び”を意味し、1994年に誕生して以来、世界じゅうの人々を魅了し続けてきた、ファンやシルク・ドゥ・ソレイユにとって特別な作品です。2013年に惜しまれながら一度幕を下ろすものの、初演から25周年を記念して2019年に『アレグリア-新たなる光-』として一新。

「本質を見直す新たな挑戦」と位置づけて、進化を遂げた不朽の名作が、いよいよ日本へ初上陸するというわけです。

●人々に“喜び”を与えてくれる「新生アレグリア」

記者発表会に登壇した本作のアーティスティックディレクター・Michael G.Smith(マイケル・G・スミス)氏も、待望の公演に笑みを浮かべ、次のように語ります。

「アリガト」と感謝の気持ちを述べるスミス氏
「アリガト」と感謝の気持ちを述べるスミス氏

「『アレグリア』はスペイン語で、ジョイ(喜び)という意味で、お客さまに喜びを感じてもらうためにみんなでつくっていたショーです。パンデミックで『人々が今なにを求めているのか』考え、孤立した気持ちにもう一度喜びを取り戻してほしいという思いを込めています。

道化師のミスター・フルールは赤を基調とした衣装
道化師のミスター・フルールは赤を基調とした衣装

『新たなる光』では親近感がもてるように、コスチュームやメイクを人間的なものにすべてつくり変えました。みなさんにはぜひ会場に足を運んでいただき、パフォーマーと一体となってショーを楽しんでほしいです。みんなで“喜び”を分かち合いましょう!」

そして、『ダイハツ アレグリア-新たなる光-』は、これまで13作品でタッグを組んできたフジテレビにとっても、2024年3月に迎える開局65周年事業のトップバッターという大事な公演。

フジテレビジョンの港浩一代表取締役社長は「今まで見たことがある方はもちろん、初めての方にも間違いなく楽しんでいただけるエンターテインメントです。感動・興奮・歓喜がつまったシルク・ドゥ・ソレイユが帰ってきます。どうぞご期待ください!」と自信に満ちた笑顔で本公演にかける思いを語ります。