疲れやすくなったり、落ち込みやすくなったりする50代。できるだけストレスをためないようにしたいですよね。「モヤモヤの原因を事前に取り除くことで、暮らしやすくなりました」と話すのは、現在50代の整理収納コンサルタント・瀧本真奈美さん。ここでは、瀧本さんが日々モヤモヤせず、快適に過ごすために気をつけていることを教えてもらいました。

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50代、モヤモヤ過ごさないために気をつけていること

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50代、モヤモヤ過ごさないために気をつけていること
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日々いろいろな刺激を受けながら暮らしていますが、更年期真っ最中の50代は、より刺激に対して敏感になったように感じます。ちょっとしたことでモヤモヤしてみたり、不安になったり、その結果、体も心もとても疲れてしまったり。

なので、できるだけモヤモヤを回避できるように、事前に予防することも大切なのでは、と考えています。モヤモヤ予防で気をつけていることをまとめました。

 

●1.人の不機嫌に、不機嫌で対応しない

棚

365日、上機嫌でいられたらそれはそれで幸せですが、普通に暮らしているとなかなかそうもいきません。

日常のふとしたことで不機嫌になったり、ときには疲れすぎて不機嫌になってしまう場合も。自分自身ならその理由がわかりますが、家族が不機嫌な場合、理由もわからずにつられて不機嫌になり、ケンカしてしまうこともありました。

なので、家族が不機嫌なときには、原因をなるべく知ろうと努力するようにしています。原因がわかると納得したり、労わったりすることができるので、いい結果につながります。逆に自分のときも、その理由を伝えるようにしています。「〇〇だからちょっと元気がない。だけどすぐ直ると思う」と伝えておくことで、無駄なケンカをすることなく過ごせています。

 

●2.それぞれの違いを意識する

リビング

過去には、WEB上のニュースに対するさまざまな匿名の意見を見て、モヤモヤすることがありました。ですが、あるときに気がつきました。コメントをしているのは、不特定多数の人で、かなり年齢の幅があるのではないか、と。

たとえば、小学生と大学生と40代の人、60代の人が顔を隠して感情的に意見を交換したとして、まとまらなかったり、そもそも話が成立しなかったりします。それと同じようなことが、WEB上でも起きているのではないかと思うのです。

人それぞれ積み重ねてきた時間の違いがあり、その年代には年代の物事の捉え方があります。加えて性別の違いや、個々の考え、置かれている環境、成育歴まで関わってくるので、意見は合致しないのが当たり前。SNSの投稿も同じで、自分から見て違和感を感じる場合は、そこにさまざまな違いがあるからかもしれません。

こうしたことに負の感情を抱くのは、とても意味のないことだと思えるようになってから、自然にモヤモヤは減りました。