3年程前に中古住宅を購入し、リノベーションをした日刊住まいのライター。じつは、リノベーションをするのは、そのときが2度目。9年前は、中古マンションを購入してリノベーションしています。新築ではなく、なぜ2度目もリノベーションを選んだのか。住み替えの経緯などと合わせて語ります。
すべての画像を見る(全6枚)子どもの成長をきっかけに、憧れのマイホームの道へ
今から9年ほど前に、子どもが1歳を過ぎたタイミングで、初めてのマイホームの検討をはじめた筆者。もともと住宅やインテリアに興味があった筆者夫婦は、以前からマイホームへの憧れを持っていました。子どもの成長により、賃貸では手狭になったことも、大きなあと押しに。
ちなみに、マイホームとひと口に言っても、選択肢はさまざま。戸建かマンションか、新築か中古か、またはリノベーションするのか…。
でも、筆者夫婦は、1件目のマイホームについては、はじめから迷うことなく、中古マンションをリノベーションすることを選びました。その理由は、マイホームを持つに当たり「自分たち好みの家にしたい」というのが、なによりの希望だったから。
負担は増えても自分たちの好みの家にしたい
「自分たち好み」を具体的に説明しましょう。床材や壁材、キッチンなどのデザイン的なものから、間取りや収納などの機能的な部分まで、自分たちで選んで希望どおりする。これにつきます。
自分たちで選んで希望どおりにするには、調べたり検討したりする負担がかかります。大変であることはわかっていました。でも、建て売りや新築マンションといった、でき上がりの状態で販売されている住まいには、興味がわかなかったのです。
なお、新築の注文住宅か「中古住宅+リノベーション」という選択肢もあるのに、「中古マンション+リノベーション」に決めたのは、雪かきの手間を考慮したため。筆者は北海道に住んでいるのです。
いざ、中古マンションをリノベーション
中古マンションをリノベーションすることを選んだ筆者。まずはリノベーション業者を探します。選んだ基準は、「自分たちのやりたいことや好きなことを理解してくれるか」「条件的なことよりも、人柄や相性が夫婦のフィーリングに合うか」。
業者を見つけたあとは、1年ほどかけて物件を探しました。ちなみに、当時物件を選んだ条件は、以下のようなものでした。
・駅から10分以内
・広さは80㎡以上
・南向き
・管理組合がきちんとしている
物件が決まってからは、いよいよリノベーション計画がはじまりました。楽しく、ワクワクしていたことを覚えています。フルリノベーションを計画し、予算内でできる「自分たち好み」を実現しました。
そうしてできあがったマイホーム。とても気に入り、暮らしやすさにも満足していました。しかし、3年程たった頃に、戸建へ住み替える話が、夫婦の間でポツリポツリと出てきたのです。