買い物が多い人はコレ!「店別レシートBOX」で買い物傾向をチェック
「Tさんのように、買い物や外食が好きで出費が増えてしまう人におすすめなのが、店別レシートBOXです」と前野さん。
すべての画像を見る(全16枚)「やり方は、『スーパー』『コンビニ』『ドラッグストア』『外食』など、よく行く店(場所)別にボックスをつくり、買い物から帰ったらレシートを入れていくだけ。1週間が終わったら、ボックスごとにレシートを数えましょう」
たとえば、コンビニのレシートが5枚あったら、1週間に5回コンビニで買い物したということ。
「家計簿で計算しなくても、レシートの数を数えただけで『行きすぎかな』と気づきますよね。そこから、『来週は行くのを半分に減らそう』などと対策も立てられます」
5円、10円と節約するより、買い物や外食の回数を減らす方が無理なく、効率よく出費カットに!
「レシートを見直してムダに買ったものに印をつけ、次回から買わないようにするのも効果的です」
ボックスさえ用意できればあとは手間なし。気軽にトライしてみましょう!
店別レシートBOXの使い方
1:自分がよく行く店ごとにボックスをつくる
よく行く店を「スーパー」「コンビニ」「ドラッグストア」「外食」「その他」などに分類し、シールなどでラベリング。
「たまにしか行かない店は『その他』にして」
2:買い物後にレシートをボックスに入れる
買い物から帰ったら財布からレシートを取り出しボックスに入れます。
「レシートが出ない店は合計金額だけでもメモしてボックスに入れておくようにしましょう」
3:1週間分のレシートを数える
1週間が終わったら、それぞれのボックスのレシートを数えます。
「レシートが5枚あれば、5回行ったということ。全体の枚数も数えると、自分の買い物の頻度がわかります」
<こんな気づきが!>いつもなんとなくしていた買い物が、いかにムダをうんでいるかを実感することに!
気づき1:レシートの枚数で買い物回数を実感
レシートの合計枚数でお金の使い方がわかるのがメリット。Tさんも「外食だけで5枚、全部のレシートの枚数が20枚も! とにかく買い物のしすぎです」と猛反省。
気づき2:必要のなかったレシートが多すぎ
レシートを見直しムダな出費に印をつけたら、同じ失敗を繰り返さないことが大事。
「つくるのが面倒で頼んだデリバリーなど不要な支出を把握できました」
Tさんの家計改善ポイントは3つ
自分の出費の傾向をつかむことで、効果的な対策が立てられました。
●妻のこづかいは1万円でやりくりする
妻のこづかいは、月1万円と枠を決めて予算化。ここにママ友とのランチ代や洋服代、美容費などを含めます。
「家計財布とは別に、こづかい財布をつくりましょう。予算を入れたら、使えるのはそれだけ」
●服を売って家計のたしに!
着ていない洋服は、ネットやリサイクルショップで売って家計のたしにするのも手。
「不要な服がなくなれば、クローゼットもすっきりして見やすくなり、重複買いも自然と減ってくるはずです」
●“お買い得”という言葉にだまされない
安いからと買い込むクセを直して、必要なときに必要な分だけ買うという習慣に。
「買い物に行く前に必要なものをメモしましょう。これだけの手間で、お買い得の言葉に惑わされなくなります」
【結果発表!】Tさんの家計はこう変わった!
「毎日買い物しなくても暮らせると気がついた」というTさん。食費と日用雑費を大幅に減らし、2万9000円を貯蓄に回せました!
夫の月収(手取り) 290,000円
児童手当 15,000円
収入合計 30,5000円
住宅費 100,000円
電気料金 8,000円
ガス料金 6,000円
水道料金 2,500円
通信費
(携帯電話2台分) 9,000円
(プロバイダー) 4,400円
子ども費(ミルク・オムツ代など) 5,000円
こづかい(夫) 30,000円
生命保険料(夫) 13,000円
生命保険料(妻) 3,000円
学資保険 15,000円
貯蓄 0円
支出合計 275,900円
買い物の回数が減り、食費と外食費に加え日用雑費も大幅減。
「残り物で料理をつくるのは楽しめたし、夫も協力的になって一石二鳥です」(Tさん)
また、無買デーの効果がここにも出て、ママ友とのランチ代や洋服代も減りました。
「レジャー費1万円で家族で楽しむ方法を夫と話し合っています」