大地真央さん演じる、歯に衣着せぬ毒舌アラ還マダム・中島ハルコが、その毒舌でバッタバッタと悩みを斬り伏せていく痛快エンターテインメントドラマ『最高のオバハン中島ハルコ』。昨年4月期に放送し、「ハルコの痛烈ド直球な本音にスカッとした!」と、ハマる人が続出。その第2弾が、1年ぶりに帰ってきます。大地真央さんに、ドラマの見どころや撮影時のお話を伺いました。
大地真央さんインタビュー。「ハルコさんの“オバハン力”がパワーアップ。よりキレッキレです」
原作は、林真理子さんの『最高のオバハン』シリーズ。大地さんも、「周りの方々から、『もうやらないの?』という声を多くいただいたので、第2弾ができるのは、とてもうれしいです」と、喜びを隠せない様子。そんな大地さんに、今作のハルコはどんなふうにパワーアップしているのか聞いてみると…。
「『最高のオバハン』の“オバハン”の部分が、よりパワーアップしています。自分も年を重ねた分、オバハン力が出せると思いますので(笑)。今作のハルコさんの方が、よりキレッキレで、セリフもズバズバした感じでしょうか。見て見ぬふりをする人が多いなか、世のため人のために、憎まれてもお節介を焼く。こんなにズバズバと言ってくれる人はいないので、本当はいい人なんだと私は思っています」
●崖っぷちダメンズ女子・菊池いづみとのコンビも健在
39歳の崖っぷちダメンズ女子・菊池いづみ(松本まりか)とのコンビも健在です。前作では、ハルコに振り回されっぱなしのいづみでしたが、次第に自分のスタンスを貫く強さをもち始め、ハルコの扱いがだれよりもうまい女性に。
「いづみは、ハルコさんに鍛えられて、言動やファッション、アクセサリーなどもちょっとオシャレに変わってきたような気がします。それでも『相変わらず、あなたはダメね』と言われたりしますが、それはハルコさんにとって愛情の裏返し。前作の最後でぶっちゃけ話ができたことで、強いつながりができたのでしょうね。いづみも、なにか言われてもくじけるというよりは、食いついてくるようになりました」
●タイトルロゴをデザインしたTシャツと特製カステラを差し入れ
今作の舞台は、日本のへそ・岐阜。関市の刀匠が後継者不足に悩んでいたり、長良川の鵜匠の家では息子の婚約者が動物虐待だと騒ぎだしたり…。伝統文化が伝わる土地で、ハルコの周りには、悩みを抱えた人たちが集まってきます。
「関市では、真剣を触らせていただきましたが、心も体も震えましたね。不思議なパワーのような神聖な感じがして、予想以上に重みを感じました。鵜飼いのシーンでは、鵜匠のいでたちや水面に映るかがり火がすてきで、懐かしい時代にフッと戻ったような温かみを感じました。鵜の鳴き声も初めて聞き、鵜匠と鵜との関係を知ることができたのもいい経験になりました。岐阜の魅力はもちろん、コメディとしての見どころも健在。いろいろな角度から楽しめる作品だと思います」
ドラマ第2弾が決定したお祝いとして、タイトルロゴをデザインしたTシャツと特製カステラを差し入れしたという大地さん。“チーム・ハルコ”の団結力が、日本を元気にしてくれるはずです。
土ドラ『最高のオバハン中島ハルコ』
10月8日スタート 毎週土曜 夜11時40分
フジ=東海系全国ネット放送