バブリーキャラでおなじみの平野ノラさん。元汚部屋出身で片づけがまったくできなかった過去から一転、今はすっきりした部屋に夫と娘と暮らし、片づけ本を出すほどの片づけ達人に! そんなノラさんの連載が、今月からESSEonlineでスタート。片づけられない読者のお悩みをバブリーに解決します。
今立っている場所!すなわちそのあなたの部屋が人生のお立ち台~!
すべての画像を見る(全4枚)やっぴー! 遂に! ノラの連載がスタート! おったまげ級の元汚部屋出身の私でしたが、片づけで人生ノリノリにしてきました。そんな私が皆さんのお悩みをハッとしてグー! に解決!
一緒にお片づけして開運バブリーしちゃいましょ♡まずは家族が毎日過ごすリビングこそVIPルームに!
●今月のお悩み「リビングが片づかない」
読者からのお悩み
「リビングが片づきません。自分が片づけても、家族がどんどんものをほかの部屋からもってきて出してそのままになり、片づけてくれません」。(あきまつりさん・34歳・大阪府・夫と4歳の長男と3人暮らし)
わかるゾ! 自分が片づけたそばから散らかす家族…ゲロゲロー! 今までの私の時間をかえせ! と怒りたくもなりますよね。
●家族が集うリビングこそ、使いやすく片づけしやすい仕組みに!
リビングにはあらゆるジャンルのものがちらかりやすいから、細かく収納場所をつくってあげ、「使ったらここに戻してね」と言っても、一向にできない家族。もう1000回以上言ってるのに! キッ~! 以前のわが家はそうでした。
なぜちらかすのか? なぜ元に戻せないのか? 途方に暮れていたところ、怒る・責めるのをやめ、片づけられない夫を観察してみたんです。
すると見えてきた事実! 毎回ちらかすものは大体同じ。そして、ヒントはちらかり方にあったんです! 私が決めた片づけのハードルが、家族にとっては難しく、めんどくさい動線になっていることに気がつきました。ならば、逆に片づけの仕組みさえ見直せば、家族みんなニッコリ、すっきりなリビングが手に入る! 私が実際にやってみたリビングの片づけ方を、3STEPで紹介します。
●1:まずは家族がなにをどう散らかすのかを観察
私にとって使いやすい収納でも、夫にとってはめんどくさかった…。そりゃそうですよね。家族の行動や動線を一切考えずに、私はものの置き場所や収納を決めていたんですね。
たとえば、キッチンにある爪楊枝。夫は、毎日食後に使うのが習慣なのですが、キッチンから持ってきてリビングで使う、使ったあとは横になったりしてリラックスするとついつい楊枝入れをキッチンに戻すのは後回しになり、テーブルの上に置きっぱなしに。
また、ハサミやメガネもリビングテーブルから離れたテレビ台の下に収納しているのですが、使ったらそのままテーブルに置きっぱなし。
パジャマも、クローゼットのある寝室では着替えずにリビングで脱ぐので、必然的に着ていた服がリビングに脱ぎっぱなしで放置される。忙しい朝にわざわざ脱いだ服を寝室にはしまわないワケで…。
カバンも財布も、玄関から遠い所に置き場所を決めていたので、家に帰ってきてわざわざそこまで運ばない。「散らかす」「仕舞えない」には、「めんどくささ」が隠れていたんです!
なので、ちらかっているものを見たら、家族の動線と収納場所が、ひと手間かかっていないか、めんどくさくないかをチェックしてみてください。そして、爪楊枝はキッチン、服はクローゼットへしまうなど、カテゴリー分けや常識をまず捨てる。もの軸ではなく、使う人の行動からものの置き場所や収納を考える、自分軸へ変えてみましょう!