人のスムーズな出入りはもちろん、来客の対応や収納もしやすい玄関の間取りにするのは難しいものです。ハウスメーカーで家づくりした日刊住まいライターも、シューズクロークを設置したり、採光のための窓を取りつけたりと、玄関にさまざまな工夫を盛り込みました。それでも、いくつかの点で残念と思うことが。詳しく語ります。
すべての画像を見る(全7枚)シューズクロークはもっと収納をつくればよかった
家を建てるとき、玄関と一緒につくりたいと希望したのがシューズクローク。コートをかけたり、子どもたちの外遊び道具を収納したりするのが目的でした。
シューズクロークができたことで収納スペースを確保できただけでなく、家族4人で外出するときにも玄関内で混雑することがなくなり、スムーズに行動できてとても気に入っています。
シューズクロークの広さは2畳ほどあって広さは問題ないのですが、収納スペースは可動棚3段とコートかけ用のポールが1本のみ。来客があるときや厚手のコートなどをかける冬場は、収納がたりないと感じることも。もう少し収納をたくさんつくっててもよかったかなと後悔しています。
また、間取り的な制限もあり、室内からシューズクロークへはダイレクトに行けません。室内からシューズクロークに行く際は、靴やサンダルを履く必要があります。これが意外にも面倒。シューズクロークの広さだけでなく、もう少し位置関係や動線を工夫してもよかったかもしれません。
真夏の午後は玄関ドアが反って閉めにくい
わが家は西側に玄関があるので、真夏は西日による気温上昇がとても大きいです。とく午後は玄関にいるとあっという間に汗をかくほど。玄関ドアは木製なので、熱による反りが発生してしまい、真夏の午後はドアが閉めにくくなることも。
最初はドアの不具合かと思い、びっくりしたものです。室内側に押し込むとしっかりと閉まるのですが、力を加えないと少しですが隙間があいた状態となります。
子どもたちにはそのひと手間が面倒なようで、いつも子どもたちが学校から帰宅したあとの玄関ドアは隙間があいた状態になっています。閉めにくくなるのは真夏の間だけではありますが、西側の玄関がここまで暑いとは想像以上でした。
窓の位置は失敗ポイント
玄関を明るくするために窓をつけたり、採光できる玄関ドアを選んだりする家庭も多いとは思います。わが家はシューズクロークに窓をつけることで、玄関全体の明るさを確保しようと考えていました。
しかし実際に住んでみると、西側ということもあり、午前中は思っていたほど明るくなりません。そのうえ、シューズクロークと玄関の間に壁があることで、玄関にいてもほとんど明るさを感じられません。天気のいい日でも照明をつけなければいけないので、これはとても残念なポイントでした。