家を建てたら、汚さずにきれいな状態を維持したいもの。そのためには、掃除しやすい家を建てるのが大切と考え、浴室や照明などに汚れやすい設備は採用しなかったという日刊住まいライター。家づくりの際に気をつけたこと、また、5年間住んでみた感想を、詳しく語ります。暮らしてみてわかった「こうしておけばよかった」という後悔ポイントも。
すべての画像を見る(全7枚)お風呂のカウンターをなくして掃除しやすく
家の中で汚れやすく掃除が大変と感じる場所。そのひとつがお風呂です。筆者は、お風呂掃除が苦手ということもあり、家づくりの際はとにかく掃除のしやすさを優先。
そのため、標準でついていたカウンターは、思い切ってなくしてもらいました。水栓の近くについているカウンターは、シャンプーやブラシを置けるので、あれば便利。でも、どうしても汚れやすい場所です。
もともと筆者は、お風呂にカウンターがなくても、とくに不便を感じたり、カウンターが欲しいと思ったりした経験はなし。掃除の手間を考えるとなくしてよかったと実感しています。
窓なしの浴室にして正解
通風や採光のために浴室に窓をつけたいという方は多いと思います。しかし、筆者宅では、汚れやすい場所を少しでも減らしたかったので、窓なしの浴室にしました。
換気は換気扇で対応可能ですし、お風呂に入るのは夜がほとんどなので、日の光が欲しいと思うこともなし。まったく不便は感じていません。
洗面所の壁紙は汚れにくい素材を選ぶ
洗面台横の壁紙はどうしても汚れたり、湿気がたまってカビが生えたりしがち。以前住んでいた賃貸住宅でも悩みのタネでした。そのため新居では汚れがつきにくく、汚れを落としやすい素材の壁紙を採用しました。
はっ水性があるものを選んだので、洗顔や歯みがきのときに水がはねても、軽くふき取るだけですぐ乾きます。子どもたちの絵具パレットや書道で使用した筆を洗うときなどは、どうしても壁紙に汚れがつきますが、それも、すぐに落とせます。とても助かっていると実感。
掃除のしやすさ優先でダウンライトに
インテリアのアクセントにもなるペンダントライトは、たしかにすてきだと思います。でも、ホコリがたまりそうなのが心配で、筆者の家づくりでは諦めることに。とくにキッチンは、油汚れもつきやすいので、ダウンライトをメインに設置しました。
ダウンライトはホコリがたまりにくく、掃除の手間がほとんどかかりません。この結果には満足しています。
また、意外にホコリがたまりやすいトイレ。こちらにも、ダウンライトを採用して正解だったと実感しています。