幸栄です。パン教室「toiro(トイロ)」を主宰しています。初めてパンを焼いたのは、長女の出産から1か月後のこと。あの日から試行錯誤を重ね、今は卵とバターを使わないパンのレシピをつくっています。パンを焼きながら、2人の娘の母としても、楽しみや大変さをたくさん感じる日々。毎日のなかで見つける、ささやかな幸せや楽しみをつづっていこうと思います。


<幸栄のゆらゆらと、つらつらと。日々のささやかな幸せをパンと一緒に。>
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理想のベンチがついにわが家に!収納としても使えます

ずーっと長い間、欲しいなぁと思っていたベンチ。座る用に欲しいわけではなくて、わが家の玄関には「ここにあるといいなぁ」と想像するだけでにやにやしてしまう場所がありまして(笑)。

そう思って数年。先日、ようやく理想のベンチに出合えました!

ベンチ

どんなものを買うときも「これでいいか」と思うものは買わないようにしています。「安いしこれでいいか」と買っていると、気がつけば無駄なものが結構増えている気がして…。

それに、そのお金をまとめるといいものがひとつ買える金額だったりすることもありますよね。なので、安いものでもしっかり考えて買うようにしているんです。

大きなザル

そうして迎えたこのベンチ。置きたい場所にずっとあった、お酒に漬けたドライフルーツやシロップなどは、ベンチの下に並べました。これは買う前からの計算どおり。ベンチの高さもきちんと測っておいたんですよ。

そして、階段の下にしまっていた、母からもらった大きなザルをベンチの下に置いてみました。

大きなザル

ここにザルを置いたのには、理由があります。置き場のない大きな水筒と、手づくり味噌が入っている存容器。

どちらも派手ではない緑色なのですが、なんとなくこれを隠したいなあ。そう思って、ザルを立てかけて、色物を隠してみました。全体的に落ち着いた印象になって大正解。

スッキリとさせるために「隠すためのもの」を新調するのもいいのですが、家にあるものでも十分。うまく隠す方法を考えつくと、気持ちがすっきりとするし、ものも増えないし、いいことばかりです。

たとえば、いただいたままもったいなくて使えていないリネンのキッチンクロスや、しまい込んでいたシンプルな箱や缶など。探してみると、意外にもいろいろな「隠すためのもの」が眠っているかもしれませんね。

【幸栄(ゆきえ)】 1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、 2010年から卵とバターを使わないパン教室、「toiro」を始める。著書に『「ちょっとのイースト」で作る ベーグルとピザの本(生活シリーズ)』(主婦と生活社刊)、『パウンド型で焼けるおいしい食パン』(家の光協会刊)、『あかちゃん、こども、おとなのパン―はじめてのパンづくり』(アノニマスタジオ刊)などがある