●先輩の一言で変わった年齢への考え方

考える男性
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「関くんは、一年に一つずつ歳をとっていくと思ってないか? 僕はそうじゃないと思ってる。今年は充実してたなと思えば歳を取らないし、ちょっとがんばりすぎて疲れたなと思えば二つ歳を取ることもある。自分が何歳かは自分の感じ方次第。毎年一歳ずつ、必ず歳を取るなんて決めなきゃいいんだよ。だから僕は今、六十歳くらいかな」と言って、かわいく微笑んだのです。

目から鱗です。言われてみたら、最近の自分は、年齢をすごく“意識”していたかもしれない。「もう五十歳だ、また歳を取った」と。

もちろん生物的には、間違いなく一年に一度歳は取るもの。でも過剰に意識しすぎるのは自分への呪いになってしまうのかもしれない。人と会話するときも半分冗談の自虐ネタで加齢のことをネタにしていましたが、疲れやすかったり調子が出ないのはコレが自己暗示になっていたのかもしれない。

なんだか怖くなったので、それ以来、冗談でも自虐的な加齢トークをやめています。するとおもしろいことに最近すこぶる調子がよくなったのです。四十歳くらいの体感。俺は十歳も若返ってしまったのだ…んなバカな、これは俺が単純なだけかもしれない…。

いや恐らくそうだろう。だがしかし、どうせ自己暗示をかけるなら、いい暗示をかけるに越したことはないではないか。よし、コレからは「自分の好きなタイミングで好きな数だけ歳を取ること」にしよう。思いがけず凄いことに気づかされてしまった。

おいしいお肉をごちそうになりながら、こんなすてきな秘伝まで授けてくれるとは、やはり先輩は偉大でした。

●初体験の生前葬

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ところで食事会の数日後。生前葬はかくも盛大に執り行われ、予定通り私も参加させていただきました。

初体験の生前葬は、歌あり踊りあり、食通でもある生前葬の主役である本人が厳選した名店の出店あり(中でも大人気はとんかつ成蔵の特製かつサンド。飲み物と言っても過言ではないやわらかさ)で明るく和やかな雰囲気。

本人は棺桶に入って入場し、天冠(お化けが頭につけてる三角のヤツ)をつけた死装束でお茶目に棺桶から登場。拍手と笑いに包まれた、いわゆる「お葬式」とは正反対の印象を受けました。

直接ご本人に感謝の言葉を伝えられ記念写真まで撮れるのも、すてきなポイントの一つ自分もいずれこんな会を設けてお世話になった皆さんと過ごせたら幸せだなぁと、しみじみ思える式でした。

後日、生前葬の感想を伺ったら、皆に大好評で、来年もやって欲しいとリクエストが多数寄せられていると苦笑いされていました。生前葬を行なった人は、逆に長生きされるとも聞きます。先輩は、まだまだ元気に活躍して下さいそうです。

と、徒然なるままに書いてきましたが、こんな感じで、声優・関智一が日々感じたことを、気ままに綴っていこうと思います。これからしばしの間、おつき合いいただけましたら幸いです。

☆今月の関智通信☆

現在NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に土御門通親役として出演中です。

関さん

「普段、声優として活動していますが、並行して劇団活動も続けてきました。そのなかで夢のひとつが大河ドラマ出演。念願叶った姿を是非ご覧ください!」