夏休みに旅行計画を立てている人、必見! 旅先でラクできるパッキングや荷物を減らすためのアイテム選びなど、知っておきたい旅のコツをいくつかまとめました。教えてくれたのは、トラベルエディターの佐藤望美さんです。
パッキングは収納と同じ。ワンアクションを心がけて
国内外の旅行やお出かけ記事を多く手がけている佐藤望美さん。コロナ禍が続いていますが、感染者数が落ち着いているタイミングを狙って出張に出かけているそうです。
すべての画像を見る(全6枚)パッキングのコツは、分類しすぎず、隠しすぎないこと。
「服、下着類、小物というふうに小分けにはしません。種類ごとにいくつも収納ケースを用意して分散させると、いちいちとり出す手間がかかるからです」
●コツ1:1日目、2日目など「使うタイミング」でケースを分ける
佐藤さんのパッキングは、とてもシンプル。ホテルにチェックインしてその日のうちに使うものをすべてまとめて同じケースに入れるというやり方です。
「着替えの下着、化粧品、歯ブラシ、メガネ、充電器などをひとつにまとめておきます。集約しておけば、チェックイン前後にバタバタしていてもこのケースだけあければOK。2日目以降も同じです。着る予定の服や靴下などをセット化してまとめておきます」
このパッキング術は、子ども連れの場合にも役立つと佐藤さんはいいます。
「チェックイン当日に使うケースに、子どもの服や下着なども一緒に入れておくんです。通常なら、子どもの荷物は子どもの専用ケースにまとめて親のものとは別にしておくはず。でも自分の身支度をして、子どもの服も別でとり出すのは面倒。少しでも準備をラクにしたくてこの方法にたどり着きました。
ものの種類や使う人でわけずに、使う日ごとに分類。これなら、客室で荷物をすべて出して整理しなくてもすむし、その都度必要なものを探す手間も省けます。
必要なものが一目で見渡せて、ワンアクションで出せる。パッキングは収納と同じだと佐藤さんは考えているそうです。
「観光旅行の場合は、チェックインして荷物だけ置いたら外に出っぱなしということもあると思います。客室に戻ってゆっくり荷物を整理する時間がなくても、とりあえずすぐ必要なものに最小の手間でアクセスできて便利です」
●コツ2:使用ずみ衣類は「洗濯」「洗わない」に分けてケースへ
使い終わった衣類をしまうときは、ざっくり分類してパッキングしていきます。
「使い終わった衣類と、ストールなどの小物や使わなかった予備の服・下着でわけておきます。荷づくりの段階であらかじめわけておけば、帰宅後はなにも考えず汚れものをドサッと洗濯かごに入れられてラクです」
ケースの代わりに、洗濯ネットを持参して使用ずみ衣類を入れていくのもおすすめだそう。