コンロ前の壁をなくすためには、いろいろな苦労も
すべての画像を見る(全11枚)当初、工務店から提案されたカウンターキッチンの仕様は、写真のようなI型キッチンで、コンロの前に壁がついたものでした。
コンロの上には、レンジフードが必要。そして、レンジフードを設置するには壁が必要。ということで、一般的には、コンロの前に壁があるキッチンが多いことになります。
しかし筆者が求めていたのは開放感です。コンロの前の壁がないデザインにしたいと、工務店に相談することにしました。
「値段が上がりますが、やってみますか」。そんな回答を工務店からもらい、増額幅が気になりましたが、その方向で進むことに。ちなみに、コンロ前をガラスパネルにした方が安くできると提案もありましたが、イメージと違ったので断りました。
コンロの前の壁をなくすためにサイドフードを採用
コンロの前に壁をつけないようにするには、サイドフードにする必要がありました。しかし、工務店は、「I型キッチン+サイドフード」というプランを施工した経験はあまりなかった模様。そこで、レンジフードのメーカーの協力を得ながら、吸引力や設置場所に関する綿密な打ち合わせを繰り返しました。
最終的には数万円程度の増額で、理想どおりのデザインにすることができました。実現するためには、工務店の全面的な協力や担当者のがんばりがなかったら難しかったと感じています。
いろいろハードルやデメリットはありましたが、コンロの前に立っても、開放感あるこのキッチンプランには大満足。この記事がキッチンづくりのなにかのヒントになれば幸いです。