小さなルールで、「目に心地よく」配置

ガラスケース
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古い日本のガラスケースは。中が丸見え。でも「白い器」だけと決めてしまえば、すっきりします。

玄関、窓辺、そして棚の上…。小さなスペースが、まるで洋書の1ページのように見えるのは、きっちり片づけすぎず、生活感がそのまま美しい風景になっているから。

つめ込みすぎず、ほどよい余白をつくる。そこには暮らしながら見つけた、心地よさのルールがありました。

 

●大きな家具を置かず、使う場所に必要なものを

物干し

棚のように見えますが、じつは木製の物干し。折りたたんで立てかけると、麻ひもや文房具などの置き場所にちょうどいいんです。玄関には防止や長靴など、庭仕事に必要なものを。

 

急がずゆっくり、「いま」を味わって暮らす

ソファ

和室にたっぷりとした大きさのソファをしつらえ、窓の外を眺めながら本を読んだり、ライアー(竪琴の一種)の練習をしたり。子育てに追われた日々を経て、いまは一日丸ごとが自分の時間。

耳を澄まして小鳥の声や風の音を聴き、草木の香りを吸い込んで、急がずゆっくり一日を過ごせば、どこかに探しに出かけなくても、幸せはすでにここにあると感じられます。

 

●家具選びは見た目より、居心地のよさ優先で

和室

ダイニングキッチンより一段上がった和室は、庭を眺めながらゆったりと過ごせるくつろぎのスペースに。

ソファ

大きめなソファは中古で買ったもの。白いカバーは取り外して洗濯できる。

 

「もっともっと」となにかを求めなくても、今ここにあるものに、耳を傾ければ、豊かな時間を育むことができるはず。

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