●(3) まだ着られる服
そうはいっても、クローゼットの中の服を手放しにくいのは「まだ着られる」から。
「まだ着られる」。でも、そう思った時点で積極的に「着たい」と思っている服ではなく、「着なくちゃ」と義務に感じているということ。
すべての画像を見る(全8枚)たとえば毛玉ができた服。部屋着としては「まだ着られる」けれど、別に着たいわけではない。
「もったいないから使わなくちゃ」と服に自分を合わせるのではなく、自分が着たいと思える服を着たいものです。
またデザインが若すぎる服。自分は無理でも「いいものだから娘にあげよう」。そんな気持ちもむくむくと湧いてきがちですが、いくらいいものでももらった人の好みに合わなければ無用の長物。それこそ「着られるけど着ない」、もったいない服になってしまいます。
一応周りの人に声をかけて、だれもいらないようでしたら処分を考えます。
●まだ「着られる」服は社会貢献として寄付
まだ服としては使えるけれど、もう自分は着ない服に関しては「古着deワクチン」に寄付しています。
以前も「不要物はもう捨てないで。“送るだけ”の手放し先リスト」という記事で書きましたが、寄付用のキット(3300円)を購入することで途上国のポリオワクチン5本分が寄付されます。つまり5人の子どもの命を救うことができるんです。
集められた古着の選別は国内の障がい者の雇用を生み出し、輸出された国で販売されることにより現地での雇用にもつながっているとのこと。単に服をあげるのではなく働く場を提供することで、よりサスティナブルな寄付といえます。
また衣類だけでなく靴、バッグ、スカーフなどの小物を専用のキット(半袖Tシャツなら約100枚入る)に入れ、宅配便の集荷を待つだけでいいという手軽さも気に入っています。
友人にも声をかけ協力してもらい、袋がいっぱいになったら宅配業者に集荷にきてもらうだけ(送料着払い)。「服を捨てる」という罪悪感からも解放される、手軽にできる社会貢献です。