家のプランニングで、まず悩むのが間取りです。日刊住まいライターは「動線を重視」「収納をたっぷり確保」「吹き抜けをつくらない」「廊下を減らす」という4つのことを念頭に、間取りを検討しました。ハウスメーカーで家を建てて2年、実際に暮らして、今も正解だと感じている理由を語ります。
すべての画像を見る(全7枚)1.干す、乾かす、しまうが1階で完結する洗濯動線
わが家は、間取りを考える際に家事動線、収納、広い部屋の3つを意識しました。
そのなかでも、もっとも重視したのは家事動線です。洗濯は毎日するので、できるだけラクをしたいと思ったからです。
そんな考えから、わが家は、洗濯機置き場、洗濯物を干すサンルーム、干した服をそのままかけるファミリークローゼットは、すべて1階に。その結果、洗濯のたびに階段の上り下りをする必要もなく、毎日の洗濯がとてもラクです。
サンルーム(写真上)の採用にあたり、LDKを20.2畳から18.8畳へと狭くすることに。当初は「20畳以上のLDK」へのあこがれがありましたが、今となっては「1階で完結する洗濯」を優先してよかったと思っています。
2.収納を十分確保して、ものが少なく広いLDKを実現
その次に意識したのは、収納スペースを多く確保することです。1階には、ファミリークローゼット、階段下収納、パントリー、床下収納があります。
上は2階の間取り図です。2階にもウォークインクローゼットをつくりました。さらに主寝室には収納棚、2つの子ども部屋にはそれぞれクローゼットがあります。
現状、ファミリークローゼットとウォークインクローゼットには、家族の洋服などを収納。階段下収納には、子どものオモチャやオムツなどをしまっています。また、パントリーには日用品のストックなど、床下収納には防災グッズなどを置いています。
1階の収納スペースのおかげで、LDKを狭いと感じることはありません。LDKは家族の集まる場所なので、できるだけ広くして快適な空間にしたいと考えていました。
サンルームによってLDKが狭くなった分を収納スペースで上手くカバーでき、その結果「ものが少なくて広いLDK」を実現できました。