スムーズにあけられない引き出しや、なにがどこにあるかわからないクローゼット。
捨てられないことがストレスになっている人は案外多いようです。

「ものを無理に捨てる必要はありません。ダイエットと同じで無理に捨てると、そのあとのリバウンドが心配。それよりも、まず収納の方法を見直してみましょう。限りある収納スペースも、ちょっとした工夫で使いやすくフル活用できますよ」

そう話すのは、家事代行サービス

「タスカジ」

のカリスマ家政婦・ステラさんとサニー春さん。
そのスゴ技を早速拝見!

収納力を3倍にすれば、ものを捨てなきゃ!のストレスから解放されます

片付いていない引き出し
収納力がたりていないと、こうなりがち…
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3倍収納の極意は、ものを減らさずに、限られたスペースで収納スペースを増やすこと。なんでもかんでも適当に放り込んでいては、収納スペースはすぐにパンパンになります。
なにを、どこに、どのように収納するかをしっかりと考え、工夫することが大切です。

●原則1:かさばるものをサイズダウン=四角くする

水色お布団

収納の困りものNo.1。オフシーズンの寝具類は、コンパクトに収納できるようサイズダウンするのが基本です。

「とくにそのまま入れると広がったり、形が崩れやすい布ものは、ひもで縛ったり、収納ボックスやバッグなどに入れて四角い形にすることがポイント。収納時にムダな空間をつくらずにスペースを有効活用できますよ」

寝具類

四角くサイズダウンすると、かさばる寝具類もこんなにすっきり! 

ダニやカビの発生を防ぐため、収納グッズは通気性のよい素材がおすすめです。

●原則2:捨てずに全体の量を減らす=1軍をひいきする

女性ソファで靴下持つ

靴下や下着、靴などは、たまにしか使わないけど捨てられないものがけっこう多いのでは?

「捨てなくてもいいので、よく使うもの=1軍、たまに使うもの=2軍と分けましょう」

1軍はそのままもとの収納スペースへ、2軍は紙袋などにまとめてクローゼットの奥などに隔離させて。それだけでも収納スペースはすっきりするはず。

「2軍の袋には日付を書いておき、1年後に見直しを。処分するいいきっかけになりますよ」

●原則3:収納したときに幅をとらない=立てる

寝かせて畳んだTシャツ

横に寝かせて収納してしまうと、その上にものをどんどん重ねていくことになり、下のものが見えづらく、取り出しにくくなります。写真の収納ボックスに入れたTシャツが典型的な例。

立てたTシャツ

「たたみ方を変えて、立てて収納すればラクに2~3倍の量入ります」

布団収納横

布団などの大物も同じ。

「横に寝かせると幅をとるものも、立てて収納すれば新たなスペースが生まれます。しかも、見やすくて取り出しやすいですよ」

お布団収納 縦に

同じ面積でも縦にするとこんなにスリムに! 収納スペースが有効に使えます。

無理してものを捨てなくても、さくさく収納できるようになる、魔法のような3原則。その使い勝手のよさを、早速試してみてください。