人生100年時代、年金でどうやって暮らしていけるのか、いつまで働けるのか? とお金や暮らしに対する不安も多いはず。そこで、過去に公開したなかから、人気の高かった50代からのお金と暮らしの記事をまとめて紹介します。
50代から70代まで。お金の使い方と無理しない暮らし
●66歳ひとり暮らしの心豊かに暮らすお金のルール
すべての画像を見る(全14枚)40代の初めに別居して1人暮らしを開始。57歳で離婚するまで、正社員としてキャリアを磨きながら、息子さんたちが高校を卒業するまでは元の家に通って夕食の支度やお弁当づくりを続けていたというショコラさん。
「それはもちろん、大変でしたよ。いつも時間に追われていたし、仕事は忙しいし。だけど、息子たちにご飯をつくってあげられて、一緒に食べて、笑って、家に帰る。そのルーティーンが私の元気の元でしたから」
現在は、すっかり成人し独立した息子さんたちの実家に近い分譲マンションに一人暮らしです。その住宅ローンも10年ほどで完済!
「40代からずっと、決して贅沢はしてきませんでした。というより、できませんでした。働いたお金は少しでも貯めておいてローン返済に回したし、息子たちの学費も負担していましたし。それでも自分らしく、過度な我慢をすることなく続けられる暮らしをさぐりつづけて、今に至ります」
ものを買うときの大きなルールは3つだけ
ショコラさんがものを買うとき、何かを決断するとき、考えていることは次の3つだといいます。
・身の丈に合っているか
・無理はしていないか
・それは好きなことか
「インテリアもファッションも大好き。もちろん贅沢はできないけれど、好きなことは諦めたくない! 今の時代はネットもあるし、世の中にはいろんな解決策があふれています。少し考えて、できる範囲で自分なりの工夫をすれば、お金をかけなくても楽しめるんです」
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●66歳ひとり暮らしの無理をしない働き方
現在66歳、年金をもらいながら週4日パートで働き続ける、人気ブロガー・ショコラさんに、自分らしく働くコツについて教えてもらいました。
1LDKのマンションに、月額12万円の年金(企業年金と公的年金)で1人暮らしをしているショコラさん。
結婚後2人のお子さんを出産。その後別居、離婚を経てマンションを購入し、10年でローンを完済。57歳のときに、それまで働いていた正社員・営業職の仕事を辞め、内勤・事務職のパートに再就職しました。
収入は1/3程度になり、後悔したこともあったそうですが、節約をしながら手取りだけでの生活を決意、今も変わらない生活費でマイペースに楽しく暮らしています。
持ち物もお弁当も「定番化」して、無理しない
営業職だった正社員時代と違って、通勤ルートも1日の過ごし方も、ほぼ決まっています。だからこそ、持ち物やランチは最小限の定番アイテムを。それも厳選した「自分にとって心地いいもの」を持つようにしています。
バッグはいつも2個持ち、中身は最低限に
バッグは肩かけできるものとお弁当を入れるミニトートの2個持ち。「ミニトートは3COINSのもの。300円には見えませんよね(笑)」
会社で使うものはデスクに置きっぱなしなので、持ち物は最低限。エコバッグやタオルハンカチのほか、アメやチョコレートも。
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●60代からの家計管理は自己流&シンプルに
余計なものを捨てて片付ける『捨て活アドバイザー』として活躍する岡田敏子さん。60代にさしかかったとき、家事を大きく見直して家計簿をつけるように! すると、暮らしにさまざまな変化が現れたといいます。
岡田さんの家計簿はノートパソコンの中。家計簿アプリなどは使わず、表計算ソフトを使って自分なりにつくっています。
「仕事をしているから、家のお金と自分のお金と2系統あるんです。レシートをストックしておいて、数字をひろって入力していくの。出費ごとにお金の出どころもわかるようにしています。それに、ちょっとした節約や工夫をするとすぐ数字に表れるのもいいところ。なにが効果的だったか、すぐわかるので節約のしがいもあります」
・銀行口座は2系統に分けることで管理がシンプルに
銀行口座は2系統。
「家のお金」は貯蓄用口座と家計用口座のふたつ。
・貯蓄用口座は=手軽に出せないように、あえてキャッシュカードは作らず!
・家計管理用口座は=ポイントが貯まりやすいように、いつも行くスーパー系のクレジットカードをここから引き落としに。
一方、「仕事&プライベートのお金」はひとつの口座にしてシンプルに管理しています。
もうひとつ、岡田さんのお金にまつわるユニークなルールがあります。それは「日々持ち歩くキャッシュは1000円だけ」と決めていること。
「お財布には1000円札1枚だけ! クレジットカードとPASMO(交通系プリペイドカード)にいくらかチャージしてあれば不安なことはありません」
いまどきの都内では、どうしても現金しか使えないところは少なくなりました。それでも現金のみ、と言われたときは「諦める」。そうやってお金を使わないようにセーブしているのです。
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