ウォークインシューズクローゼットをつくれば、大容量の収納が可能!
すべての画像を見る(全21枚)先ほどの事例は玄関に収納を設置する間取りでしたが、一方、玄関に隣接してウォークイン形式のシューズクローゼットを設ける方法もあります。このお宅では玄関に入って右側にシューズクローゼットがあり、アーチ形の開口部から出入りするかたちになっています。
シューズクローゼットの利点は部屋全体が収納空間のため、各収納棚に扉を設けなくてよいこと。シューズクローゼットに入れば手持ちの靴をすべて一望できます。また、ベビーカーや自転車など、収納家具に入れづらい大きなものを保管するにも便利です。
シューズクローゼットは土間部分から出入りするケースが一般的です。キャンプ用品・アウトドア用品など、比較的汚れているものを室内床に上げたくない場合でも、土間床のシューズクローゼットなら気兼ねなく収納することができます。
玄関に隣接してウォークイン形式のシューズクローゼットを設けたお宅の事例をもうひとつ。こちらは玄関のみ共用の二世帯住宅。玄関に各世帯への扉があり、その先は完全分離の間取りとなっています
二世帯住宅だと家族の人数も多いため、大容量の収納が必要に。それらをまかなうため、土間から出入りするシューズクローゼットを設けました。
シューズクローゼットに入って左側は靴棚、右側はコートかけとなっています。姿見鏡は奥の壁面に設けました。
通り抜けられるシューズクローゼットにすれば、動線もコンパクトに
行き止まりの「ウォークイン形式」ではなく、通り抜けできる「ウォークスルー形式」でシューズクローゼットを設ける方法もあります。このマンションリノベーションの事例のお宅では、玄関を入って右側に通り抜けできるシューズクローゼットの引き戸があります。
ウォークスルー形式のシューズクローゼットであれば、靴をしまったあと、玄関に戻ることなく、その先のLDKへ通り抜けることができます。これによりさらに出入りしやすいシューズクローゼットとなり、土間床もスッキリと片づきやすくなります。
シューズクローゼットは左側が靴棚、右側がコートかけとそのほかのもののための収納となっています。
LDK側から見たところ。シューズクローゼットから通り抜けで直接LDKに入る引き戸は、中央の柱の奥にあります。一方、玄関からシューズクローゼットを通らずにそのままLDKへ行くには、窓辺に緑のあるアプローチ通路を進んでくる動線に。
「ダイニングに座ってこの窓辺の緑を眺めるのが気に入っています」と住まい手さん。このお宅では玄関回りを、明るく緑うるおうスペースにすることができました。