Q3 リビングを快適にするコツは?
A.いかに環境のよい場所とつながりをもたせるかがポイント
すべての画像を見る(全5枚)家で最も環境のよい場所に配置されることが多いリビング。さらに快適にするには、いかに環境のよい場所とつながりをもたせるかがポイントです。
ひとつは大きな窓を設け、景色のいい場所をリビングに取り込む方法。もうひとつは外部にアクセスできる大きな掃き出し窓を設け、環境のいい場所(庭、デッキテラス)との一体化を図る方法があります。
しかし、窓が大きいとそれだけ夏暑く冬寒いという、温熱環境に対する弱さを持つことに。そのため、高性能の窓とともにカーテンや庇(ひさし)なども活用しましょう。
Q4 寝室のポイントは?
A.眠ることに重点を置きつつ、災害時にも考慮して。地窓も有効
寝室の東側に窓を設けた場合、夏などは早朝から朝日で起こされることがあるので注意が必要です。とにかく眠ることに重点を置きつつ、災害時にも考慮して、真っ暗にならない程度の遮光、もしくはシャッターなどを設けましょう。
また、直接光が目に入らない地窓(床面に近い横長スリット窓)や、防犯に配慮しながら昼間に通風・換気できる窓を設けることも必要です。ほかにも、寝室からすぐに布団を干せる窓があると便利です。
Q5 浴室・洗面室の注意点は?
A.通風には面格子などをつけて防犯対策を。プライバシーの確保も忘れずに
換気扇の進化にともない、必ずしも浴室や洗面室に窓を取る必要はありませんが、採光・通風を望む場合は、面格子などをつけて防犯対策を行いましょう。
また、脱衣する場所なのでプライバシーの確保も重要。とくに道路側に窓を設ける場合は、人の動きが伝わりにくい高窓や目隠しパネルを設置するなどの配慮が必要です。
地震や災害時に割れたガラスでケガをしないよう、強化ガラスや防災安全合わせガラスにするのもいいでしょう。