冷蔵庫の掃除、していますか? 冷蔵庫は家族全員が使い、頻繁に出し入れする場所だけに、あっという間にカオス状態になりがち。
「約2年ぶりに冷蔵庫の大掃除をしたら、新たな発見がたくさん。使いやすく整理したことで、ドアをあけて食品を探す時間が短くなり、電気代にも貢献しそうです」と語るのは、夫と1歳の息子と3人で暮らす、アラサー共働き主婦のひーさん。冷蔵庫の掃除と整理方法について詳しく伺いました。
冷蔵庫のピーピー音にさよなら!「あけたらどこになにがあるか一目でわかる冷蔵庫」に
冷蔵庫はよく使う場所なのに、普段ドアを閉めていて見えない場所だからか、片づけをついあと回しにしてしまっていました。
わが家の冷蔵庫は引っ越してきてからおよそ2年、1度もまともに掃除・片づけをしたことがありません。
そのせいか最近、冷蔵庫のドアが開いていることを知らせるピーピー音を鳴らすことが増えました。
どこになにがあるかわからなくて、冷蔵庫をあける時間が長くなっていたのです。
買ってきた食材を置く場所がなかったり、夫婦でお互い「◯◯どこだっけ?」というやり取りをする頻度も増えました。食材の存在を忘れて腐らせたり、消費期限がきれてしまうこともしばしば。
このままでは余計な電気代や食費がかかってしまうと思い、冷蔵庫の片づけをすることに。目標は、「あけたらどこになにがあるか一目でわかる冷蔵庫」です!
●2年ぶりに冷蔵庫を大掃除!賞味期限のきれた食品がたくさん出てきた
まず最初に、冷蔵庫の中身をすべて出しました。すると、出るわ出るわ、ムダな買い物の数々。
まだ残っているみりんが上の棚の奥から出てきたり(なくなったと思って新しいみりんを買ってしまった!)、豆板醤が3つも。中華料理をつくるたびに、ないと思って買っていたみたいです。
いつのだかわからない、ラップに包まれた半分だけのタマネギや、干からびたナス(買うと高いのに、もったいない!)。
そのほか、息子の古いせきどめシロップや、中身がほとんどない状態でとっくに賞味期限のきれたヨーグルトなど、もう食べられないもの、明らかに捨てるべきものを処分しました。
さて、あとは残った食材を冷蔵室に戻すだけですが、その前に冷蔵室の掃除をします。
2年ぶりに空っぽになった冷蔵室はというと…。
こぼした食材の跡で、とてつもなく汚い! こんな汚い場所に食品を保存していたと思うと、ゾッとします。
●冷蔵庫の棚や引き出し、ドアポケットを丸洗い!セスキ水がおすすめ
しっかりきれいにしようと、冷蔵室の棚や引き出し、ドアポケットまですべて取り外し、中性洗剤で丸洗いしました。
冷蔵室内の壁も汚れがひどかったので、セスキ水を吹きかけてから、しっかりふき上げ。冷蔵庫のベタベタ汚れも簡単に落とせました。
※セスキ水…水100ccにセスキ炭酸ソーダを小さじ1/2ほどを溶かしたもの。スプレーボトルに入れておくと、使い勝手がいい。使うときはゴム手袋を使用してください。
汚かった冷蔵庫が、見違えるほどキレイになりました。掃除をしたら、食品を戻します。
●冷蔵室の棚板を取り外すと、背の高い食品がラクラク入る
じつは戻す際に思いきって、冷蔵室のいちばん上の棚板を取り外しました。いちばん上の棚は私には位置が高くて見づらいため、食品の存在に気づかないことが多かったからです。
使用頻度の低いものを置く場所にしてしまうと、また存在を忘れてしまいそう!
冷蔵庫の棚はつけておかなければいけないものと思いがちですが、取り外したことによって高さのあるものが置けるようになったので、かえって収納できるものが増えました。
野菜室で幅をきかせていた、1kgのすりおろしニンニクのボトルが置けるようになったのがうれしいです!
●調味料はドアポケットが定位置に!こちらも棚板を外して収納力アップ
ドアポケットのいちばん上も、高さがあって使いづらかったので、ポケットを取り外しました。
真ん中のポケットに、高さのある調味料を置けるようになり、今まで置き場所の定まっていなかったしょうゆやみりんの定位置に。
また、ドアポケットに取りつけられる、調味料入れを購入。100円ショップで3個セットで100円で販売されていたものです。
そのほか細かい調味料や子どもの薬は、奥の小さなポケットに収納。ようやく豆板醤の定位置ができました。薬や練乳を入れている小物ケースは、ドアポケットにつけられるタイプのもの。100円ショップで1つ100円でした。
※薬を保管・服用する際には、用法や容量、使用期限をきちんと守ってください
収納がたりなくなったときや使用頻度が増えた際には、ドアポケットに取りつけようと思っています。
ちなみに卵は、ドアの開閉による振動や温度変化によって鮮度が落ちることが気になるので、ドアポケットに置かず、冷蔵室にパックのまま保存しています。
●野菜室は4つに分割!古い野菜が奥に押し込まれないように
野菜の保存に関しては、野菜室だけではなく冷蔵室にも乱雑に野菜を入れてたり、常温保存が適している野菜まで冷蔵庫で保存したりと、かなり適当でした。
理想は、古い野菜や使いかけの野菜を奥に押し込まないこと。
今回の片づけをきっかけに、野菜がごちゃごちゃにならないよう、100円ショップで購入したクリアケースを奥に3つ並べました。手前のあいたスペースには紙袋を入れ、野菜室の広いスペースを4分割にしています。
今は野菜や果物を買った順に分けるようにしていますが、使っていくうちに、いい感じに置き場所が固定されていくのではと思います。
上部についている浅めの引き出しには、使いかけの野菜を一時的に置くことに。これでもう、野菜をダメにすることがなくなりそうです。
今回の整理整頓で、「あけたらどこになにがあるか一目でわかる冷蔵庫」になりました。あけっ放しで食材を探したり、存在を忘れてムダにすることがなくなりそうです。片づけてものが減ったからか、冷蔵庫の冷えがよくなった気も。
「棚板など冷蔵庫の収納は必ずつけておくもの」という固定観念にとらわれず、ライフスタイルに合わせて収納のたし引きをしてみてはいかがでしょうか。