5月26日発売のフォトエッセイ『崎山つばさ 神推し』。大の神社好きで知られる俳優の崎山つばささんが、「東国三社」を巡る一冊となっています。崎山さんは、神社好きが高じて、神社検定3級を取得するほど。写真に添えられているエッセイも、神社について本格的な知識を持つ崎山さんならではのものとなっています。一度ハマったらとことん追求する崎山さん。じつは神社のみならず、レトルトカレーをプロデュースするほどの料理好きでもあります。崎山流、神社とのつき合い方から暮らしのお話まで、たっぷり伺いました。
3年ぶりの写真集ともなったフォトエッセイ『崎山つばさ 神推し』崎山つばささんインタビュー
すべての画像を見る(全6枚)「神社を巡るのはもともと好きだったんですよね。昔から家族で近所の神社に行く習慣もあって。この仕事を始めてからも、地方に行ったときにふらっと寄っていました。当時は、お仕事がうまくいくように、縁結びや芸事の神様についても調べていましたね。そうこうするうちに、どんどん魅了されていきました」
そして知ったのが神社検定。
「移動中、お風呂、料理をしている間、いろいろしながら検定の勉強をしていました。無理していたわけではなく、僕はなにかをしながらのほうが頭に入るんですよね。台本を覚えるときも同じで、ウォーキングやキャッチボールをしながらです」
●神社に行くのは『ご挨拶をする』イメージ
合格後は、神社をテーマにしたインターネット配信番組を受け持つことに。
「そういった活動が巡り巡って、今回のフォトエッセイに繋がっています。なかでもとくに好きなのは鳥居。鳥居を写真に撮って、いつも眺めては癒されています。形も材質も好きなんですよね。大きくて、でかいなぁ、と圧倒される感じも楽しい。鳥居は神社の玄関みたいなものです。だれかの家の玄関を見て、どういう家なのかな? と思うのと同じように、鳥居を見て、どういう神社なのかな? と想像して楽しんでいます」
神社検定を受け、神社について深掘りしていくうちに、神社とのつき合い方も変わっていったのだそう。
「昔は、芸事の神様にお参りして、仕事がうまくいけばいいな、と思っていましたが、今はどちらかというと、神社に行って『ご挨拶をする』イメージなんですよね。神様に頼むのも大切ですが、頼むには自分がなにかしていないとダメかなって。日々努力して、たりないものを補ってもらうくらいの感覚です」