旬の素材を長く味わうことができる果実酒。すっぱいレモンも、果実酒にすると甘さと香りが凝縮され至福の味に! 一年を通していろいろな果実酒を手づくりしているワタナベマキさんに、つくり方を教えてもらいました。
旬のフルーツと向き合うぜいたくな時間
1年をとおしていろいろな果実酒とフルーツシロップを手づくりしているワタナベマキさん。
「季節ごとに旬の素材をせっせと漬けています。いちばんおいしい時季の味や香りをそのままとじ込めることができるなんてぜいたくですよね。日々の暮らしのなかで季節を感じるきっかけにもなっています」
漬けたあとは、少しずつ変わっていくビンの様子を眺めて楽しんでいるそう。
「初めてつくるなら、レモンやオレンジなどのかんきつ類がおすすめ。水分が多いので失敗が少なく、クセのないさわやかな味に仕上がります」
慣れてきたら、ハーブやスパイスをプラスしても。でき上がった果実酒とシロップは、水や炭酸水で割ったり、カクテル、スイーツにしたりとアレンジも自在です。
芳醇な味わいにうっとり。「レモンの果実酒」
ビンの中で凝縮された甘さと香りにうっとり! でき上がりを待つ時間もお楽しみ。
●レモン酒
すべての画像を見る(全7枚)さっぱり軽やかな飲み口が人気。甘さは好みで加減しても。
材料(つくりやすい分量)
- レモン(国産) 4~5個(800g)
- ホワイトリカー 900ml
- 氷砂糖 300~400g(レモンの重さの約半量が目安)
【保存方法】
直射日光の当たらない場所に置き、1年くらいを目安に飲みきる。時間がたつとレモンが溶けて濁ってくるので、半年以上保存する場合は、レモンを取り除くとよい。