FPの回答:特別支出をきちんと管理すれば、問題なし!

預貯金と保険で、しっかり老後に備えている古森さん。貯蓄目的の保険料を払い終えれば、月の生活費は15万円とムダがなく、60歳で退職しても、貯蓄3000万円と65歳以降の公的年金12万円+個人年金で乗りきれそうです。

●特別支出の管理はしっかりと

リフォーム業者
リフォームなどの特別支出はしっかり考えます(※写真はイメージです)
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ひとつだけ気をつけたいのは、特別支出の管理。貯蓄がなし崩しにならないように、年間に必要な特別支出を書き出して、仮に年30万円必要なら30万円×30年(90歳-60歳)=900万円は貯蓄から確保しておきましょう。

家のリフォームは、必要なときに少しずつ行う方がムダが出ません。トイレ○万円、キッチン○万円…など直したい場所の予算をひとつずつ見積もって、まとめて貯蓄からとりおきを。手すりなどの介護リフォームは、要介護になれば介護保険で一部の助成があるのであわてなくて大丈夫です。

いずれ高齢者施設に移るつもりなら、リフォームは最低限に抑え、入居費用をとりおく方が効率的。60代になったら施設見学に行って、方針を決めましょう。

 

●老後、必要になりそうなリフォーム

老後に考えられるリフォーム

出典:今後も現在の住まいに住み続けるために必要な改修(平成30年度「高齢者の住宅と生活環境に関する調査結果(全体版)」)より作成

老後を快適に過ごすためのバリアフリー、間取り変更などを先に行い、手すりや車イス用のドアなどは、要介護になったときの状態に合わせて介護保険で行うとよいでしょう。

 

今回のお悩みのケースもそうですが、老後資金で不安なのが、万が一の多額の出費。予測できることは、前もって備えておくことを心がけましょう。

 

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