●コロナに罹患して諦め。おうち好きになった人も

感染対策
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一方で、どこにいてどんなに気をつけていようが感染する可能性はあることに気づき、意識が変わってきた人もいます。

「関東から地方に行くのはいやがられると思いましたが、田舎の親戚が2家族、全員感染して大変だったと聞いてどこにいても関係ないのだろうとも思い始めました」(東京都在住・32歳・未定)

「住んでいるのは田舎ですが、今年になってから子どもの保育園で2度の濃厚接触者で1週間の隔離。田舎だからと安心していましたが、どこにいても変わらないと思うように。手洗いうがいマスクをきちんとすれば、という意識に変わってきました」(富山県在住・34歳・近場へ旅行)

気をつけていたのにコロナ罹患したので半分諦めて、いつもどおり過ごしています」(千葉県在住・33歳・未定)

ほかにも、コロナ禍の3年間で、自粛生活や大型連休の過ごし方についての考え方は、変化が見られました。たとえば、自粛慣れして、すっかり家ごもりが好きになった人

「自粛に慣れてきて、外出しなくてはという気持ちよりも、おうちでゆっくりと過ごすことに抵抗がなくなりました」(熊本県在住・38歳・おうちで過ごす)

●コロナ禍3年目で外出へ気持ちが向く人も少しずつ増えています

マスクしてお出かけ

外出へと気持ちが向かう人も増えているのも事実です。

「ヨガや体操教室など出かけるのを極端に控えていましたが、余計に健康を害している気がして、感染対策は行った上で、少しは外出しようかと考えています」(和歌山県在住・45歳・帰省)

「去年までは旅行に行っている人とか信じられないと思っていましたが、今は自粛よりも気をつけながら経済を回すために暮らすべきかなと思うように。同居の家族であれば、注意した上での旅行に行ったり、外食したりは問題ないのでは」(北海道在住・33歳・近場へ旅行)

「そろそろ自粛にも疲れてきたし、コロナと共存していかなければという意識に変化しています」(長崎県在住・42歳・未定)

「ワクチン接種が進み、コロナがどういうものかわかってきたので、感染対策をしながら、少しずつ外に出かけてみようかなと思います」(静岡県在住・34歳・帰省)

「気をつけつつ出かける範囲を広げていきたい気持ちになっています。先が見えない中、子どもはどんどん成長していくので、おうちもお出かけもどちらも含めていろんな経験をさせる機会を少しずつ増やしていきたい」(神奈川県在住・35歳・帰省)

 

いつまで続くか、まさに先が見えないコロナ禍。その間に親はどんどん老化が進み、子どもも成長していきます。今しかつくれない思い出がある――。感染に気をつけながら外出しようという人の中には、こうした切実な思いがあるのかもしれません。