子ども一人あたり2000万円ともいわれる教育費。子をもつ親にとっては心配が尽きません。
そこでみんなはどれくらいお金をかけているのか、ESSE読者300人にアンケート。
いくら貯めているのか、どんな習い事をしているのか、教育費の実態をチェックしてみました。
子どもはどこまで進学予定?どうやって貯めている?読者アンケートから見えてきた教育費の実態とは!
すべての画像を見る(全6枚)アンケートに答えてくれたのは、小学生から大学生までの子どもがいる、20代から40代のESSE読者300人。
ひとことで教育費といっても、学費から制服代、習い事、塾代などさまざま。そこで、教育費のなかでも、他人のお金事情が気になる項目ごとに紹介します。
●教育費は毎月いくら貯めてる?
1~5000円が13%、5001~1万円が18%、1万1円~1万5000円が28%、1万5001円~2万円が7%、2万1円~2万5000円が15%、2万5001円~3万円が10%、3万1円~3万5000円が5%、3万5001円以上が4%。
1万円から1万5000円が多かったものの、アンケートを見てみるとほとんど貯めていない人や、毎月5万円貯めている人など、人によって大きな差があることがわかりました。
読者のなかには「夫が貯金していると思っていたら、まったくしていなくてがくぜん。もっと夫婦で話しておけばよかった」(大阪府 R・Sさん 46歳)という人も。
●どうやって教育費を貯めてる?
定期預金が48%、学資保険が46%、投資信託が5%。
集計結果は定期預金と学資保険がほぼ半数ずつですが、両方で貯めている人も多く、学資保険の加入率は高め。児童手当は全額貯金する人も。
「長男と二男の学資保険を高く設定しすぎて、三男の貯金がまったくできない!」(千葉県 N・Mさん 37歳)と悩む読者もいました。
●子どもはどこまで進学予定?
大学まで行かせたいと考える人が約7割。大学院が18%、専門学校が6%、高校が5%。
以前に比べて大学進学率が高くなっているためか、留学も視野に入れている親や、大学院まで進ませたいと希望する人が増えています。
●子どもの習い事はなにをしている?
ダントツ人気はスイミング。次点でピアノと英語が並び、4位にダンス・体操、5位にサッカー。1、2種類の習い事をさせている読者が多かったものの、なかには4、5種類という人も。
「ママ友のつながりができると習い事がやめられなくなり、毎月3万円以上に…」(埼玉県 M・Fさん 35歳)というように、思いがけず高額な習い事費をかけている人も。
●習い事に毎月かけているお金は?
平均すると、子どもひとりあたり約8000円という結果に。ただこれはあくまで平均。アンケートをみてみると、月5000円という人と、月約1万5000円という人が多数で、習い事費は二極化している傾向に。
かけもちしている人がいる一方「ダンスは要注意! 子どもは楽しそうだけど、発表会ごとに衣装代がかかりすぎて親が楽しめず…」(愛知県 J・Tさん 32歳)というように、習い事の数は少なくても高額になってしまっている人もいるようです。
●塾代には毎月いくらかけている?
小学生は2800円~6万円。中学生は6000円~3万円。高校生は5800円~8万円。
ここでも金額にはかなり幅が! 小学生は塾に通うのはほぼ4年生以降。塾に通う率が高いのは中学生で、高校生はまったく通わないケースも。中学受験をする人も増えていますが、中には年間100万円以上塾代にかかった! という人も。
ESSE10月号「これからの『教育費の貯め方』パーフェクトガイド」では、実際に教育費にいくらかかるのか、また教育費を賢く貯めるための方法を紹介しています。ぜひチェックしてみてください!