50代、60代…と年を重ねると、「ものを手放す」ことを意識する人は多いですよね。「ただ、自分の年齢や生活スタイルに合わせて『取り入れる』ことも手放すことと同じくらい大切です」と話すのは、整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さん。今回は、そんな瀧本さんが実際に「暮らしに取り入れてよかった」と思う5つのアイテムを教えてもらいました。
50代、取り入れたら体も気持ちもラクになった5つのこと
前回の記事では、手放してラクになったこと5つをまとめましたが、今回は新しく取り入れてラクになったことについてご紹介します。
今までと同じようにいかない50代、まるで新しい自分との暮らしを考えるような日々ですが、「手放す」「やめる」だけだと少し寂しい気もするので、前向きな気持ちで「取り入れる」ことも大切なのではないかと思います。そこで今回は、実際に取り入れてよかったものを厳選してみました。
●1.明るい色の床材
すべての画像を見る(全6枚)昨年、元の床の上に貼れる「USUI-TA」という床材でリフォームをしました。選んだのは木目がきれいな明るいカラー。
以前の濃いブラウンの床に比べて、天気が悪い日でも部屋が明るく清々しく見えるようになりました。圧迫感もなく、気持ちが上がるようなそんな感覚があります。
また、ホコリが目立たないのがいちばんのメリット。視力がよいので、以前は少しのホコリでも気になってしまい、その結果、毎日掃除機をかけずにはいられませんでした。床の色を変えたことで、目につく小さなホコリに気が滅入るような日々からやっと抜け出せました。
●2.ドラム式洗濯機
洗濯を室内干しメインに変えたのですが、その作業をさらにラクにしてくれたのがドラム式洗濯機です。タオルや肌着などに乾燥機能を使うと、毎日干す洗濯物がぐんと減りました。
狭い洗面所でも無理なく置けたのが「Cuble」というドラム式洗濯機。幅、奥行きともに60cmとコンパクトなサイズで、わが家にもぴったりでした。洗面所が狭くなることもなく、家事がラクになったので、本当に取り入れてよかったと思っています。
●3.段ボールカッター
コロナ禍で宅配便の利用も増え、段ボールの開梱や片づけをする機会が増えました。タイミングによっては、いくつかまとめて片づけることもあり、その作業にやや疲れてしまうことも。
そこで取り入れたのが、段ボールカッターです。手のひらに乗る程度のコンパクトさにも関わらず、自分の力をほとんど使わず瞬時に開梱して片づけられるようになったので、今ではなくてはならない存在に。