Q3.SDGsを意識したアイテムは?

A.地球にやさしい節水と、保温機能のある商品が充実

「従来型シャワーより約35%の節水となる『W水流シャワー』」(パナソニック)、「少量の水で便器を洗浄する『ネオレスト』やシャワー穴の加工で節水を可能にした『コンフォートウェーブシャワー』」(TOTO)など、各社、節水機能が充実。

また、エコやCO2削減という点では、「2重断熱構造で長時間お湯が冷めない『魔法びん浴槽』」(TOTO)など省エネに直接貢献する商品だけでなく、「輸送効率向上の点でも陶器ではない『アラウーノ』の軽さへの評価が高まっている」(パナソニック)そう。

 

W水流シャワー
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●浴び心地と節水性を両立させた「W水流シャワー」(パナソニック)。

 

魔法びん浴槽

●高断熱浴槽「魔法びん浴槽」の断熱構造(TOTO)。

 

TOTOのバス施工例

●高断熱浴槽「魔法びん浴槽」の施工例(TOTO)。

 

Q4.コロナの影響で売れた商品は?

A.洗面ではタッチレス水栓や、壁かけトイレに関心が集まる!

衛生意識が高まる中、洗面では「タッチレス水栓が好評」(タカラスタンダード)。トイレでも「お手頃価格でタッチレスニーズに対応している『アラウーノS160シリーズ』」(パナソニック)や、「便器が床から離れていて掃除がラクな壁かけトイレ『FD』(TOTO)が人気。

一方、バスルームでは、「『リゾートバブル』や『酸素美泡湯』など浴槽快適機能の搭載率が上がっている」(パナソニック)、「システムバスルーム『シンラ』の“楽湯”や“調光システム”に興味を持たれる方が増加」(TOTO)と、おうち時間が増えバスタイムに癒やしを求める傾向が強まっているようです。

 

壁かけトイレ「FD」

●空間にゆたりをもたらす壁かけトイレ「FD」(TOTO)。

 

Q5.家づくりを始める人へのアドバイスは?

A.長年使うものだからこそ、機能だけで選ばずに、実物に触れてほしい

「価格やデザインだけでなく、肌触りや使い心地を大事に」(アドヴァングループ)するためには、やはり、「商品選定の際には、ショールームで実物を見て体感いただくのがおすすめ」(TOTO)。

確かに、「便器の洗浄力の高さやトイレを使ったあと、しっかり石けんで手を洗えるトイレルームにすることが大事」(パナソニック)というのも、実際に試してこそイメージができるもの。

また、機能性だけでなく「長年使うものですので、日々の入浴が楽しめるお風呂選びをしてほしい」(パナソニック)という回答もありました。バスやトイレになにを求めるか、こだわりを持って選ぶのがやっぱり大切なよう。

※情報は「住まいの設計」2022年4月号取材時のものです

 

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