今の暮らしのなかで、家具や家電の配置に不便を感じることはありませんか? でも、大きくて重い家具や家電は、なかなか自分では動かすことができませんよね。ライフオーガナイザーの高田舞子さんも、引っ越し後に冷蔵庫の位置に使いづらさを感じたそう。今回はそんな高田さんに、冷蔵庫の配置場所の失敗と、その際に利用した「家具移動サービス」について教えてもらいました。

高田さんの引っ越しの記事はこちら

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使ってよかった!引っ越し業者の家具移動サービス

家族まるごとの引っ越しは一大行事。荷出しから荷受け、入居が無事に終わると、ようやく日常が訪れます。今回は、実際に生活するなかで気づいた、冷蔵庫の配置場所の失敗とその対処方法についてご紹介します。

引っ越し
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●つい元々ある冷蔵庫置き場に置いてしまう心理

前回の記事でお話ししたように、暮らしを常にアップデートするためには、自分はもちろん、家族の動線やアクション数を観察することが大切。家具の配置に関しても、観察して改善策が見えた場合は、変更したほうがいいです。

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大人が2人いれば、たいていのものは運ぶことができます。が、そうはいかない家電がありました。それは、冷蔵庫。新居は、キッチンの奥に冷蔵庫置き場がありました。

冷蔵庫置き場

冷蔵庫置き場の幅は狭いものの、わが家の冷蔵庫はスリム幅のため、なんとか収まりそうです。ただその場合、扉の開きが使いやすい方向とは逆になってしまいます。

冷蔵庫置き場とみられるこの場所に収めるか、キッチンの背面に置くか。夫婦で悩みましたが、荷受け時に深く吟味している時間はありませんでした。そこで、収まるのだったら冷蔵庫置き場に設置しよう、ということに。

 

●使いにくさを感じつつ、しばらく様子見したところ…

キッチン

しかし、実際に生活してみると、断然使いにくい! わが家の冷蔵庫は右開きなので、キッチン奥に設置すると、使い勝手のいい方向とは見事に反対。

とはいえ、「ここが冷蔵庫置き場だから」「ここがベストだろうから」「もう動かせないから」ということで、このまま使うしかない…。このストレスを受け入れて、「これが“普通”」と思おうとしました。

しかし、冷蔵庫を開けるときは毎回、腰を反らす体勢になってしまいます。扉を少し開けたくらいでは、中身も見えません。これでは料理以前の問題で、冷蔵庫の開け閉めそのものが億劫に。「こんな“普通”はごめんだ、この先何年も不便を感じて暮らしたくない…!」と思い、夫婦で出した結論は「やっぱり、背面に動かそう」。

旧居と同じキッチンの背面がいちばん使いやすいのでは、と意見が一致し、家具移動サービスを探すことになりました。