●引っ越し業者の『家具移動サービス』を利用
「家具移動サービス×住んでいる地域」でネット検索すると、いくつか業者はヒットしますが、いくらかかるか相場は分かりません。1人では動かせないので、人件費を考えると安くても6,000~8,000円はかかりそうです。
さらに調べると、依頼した引っ越し業者(引越のサカイ)にも家具移動サービスがあることを発見! 『安心保証パック』という保険(契約時のみ加入可、1,650円)に入っている顧客に限り、引っ越し後6か月以内で同一室内での移動の場合は、サービスの対象になるとのこと。
契約書を引っ張り出し、安心保証パックが含まれていることを確認して、電話で日程調整をしました。
●使いやすい配置の再計画
すべての画像を見る(全7枚)移動当日までの3日間、食器や家電の収め方を再検討しました。前々回の記事で書いたように、引っ越し時に背の高い食器棚を処分したわが家。
キッチンの背面の収納は、無印良品のユニットシェルフで新しくそろえていました。冷蔵庫の位置を移動するとなると、ユニットシェルフの組み合わせも考え直さなければなりません。以下が、移動先として出てきた案。
- 【1】キッチン入り口の手前側
- (料理中でも、ほかの家族の冷蔵庫アクセスが容易)
- 【2】キッチン背面にある収納の中心
- (料理の動線上はベストだが、高さのある冷蔵庫が真ん中になり圧がある)
- 【3】キッチン背面の奥側
- (高さのある冷蔵庫が端になり見た目はスッキリするが、冷蔵庫アクセスが遠くなる)
●「計測→観察→プラン→想像」を繰り返して考える
この案をもとに、
・置き場所のサイズを計測
・冷蔵庫のサイズが合うか観察
・移動のプランを立てる
・実際に使用しているところを想像
これを繰り返して、それぞれの場所に置いた様子を想像しながら、どの方法がベストかしばらく悩みました。
高さのある冷蔵庫を中心に置くのは、バランス的に避けたい気持ちもありましたが、どう考えても使い勝手がいちばんよかったため、【2】に場所を決定。置いてあったユニットシェルフを解体します。
●移動後は、お金を支払ってでも頼んだくらい快適に
移動当日は、2人がかりで移動作業。重い大物家電なうえに、ジャストサイズの設置なので、引っ越しのプロでも慎重に作業されていました。これはさすがに自分たち夫婦だけでは難しい。
今回は、引っ越し業者のアフターサービスのひとつだったので、追加料金はかかりませんでしたが、お金を支払ってでも頼んでいたくらいその後の暮らしが快適に。お金の節約も必要ですが、暮らしの不便を我慢し続けるのはおすすめしません。
●小さなことでも、暮らしのなかの不便を我慢しない
細かい動線の組み合わせのなかで、わたしたちは日々暮らしています。家具の位置関係やものの収め方は、スムーズな動線にとても重要。小さくても、同じストレスを毎日感じ続けるのはイライラしますよね。
子どもの成長や生活スタイルの変化、身体能力の衰えなど、暮らしていくうちに使い勝手が変化することは往々にしてあります。賃貸住宅であっても、持ち家であっても、「ここは●●だから」という固定概念にとらわれず、暮らしも片づけも自由にカスタマイズする力をつけたいですね。