スタイリストの山本あきこさんの人気連載。「もしかしてファッション以前?」という素朴な疑問から、「この服のスタイリングはどうしたらいい?」という現実的な着こなしまで、大人の女性の「それ、あるある!」というおしゃれのお悩みにお答えしていきます。

40代からの「きれいめ服」は全身買いしない。卒業・入学時季に役立つコーデ術

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冷え性で寒がりだけど春っぽいおしゃれがしたい!

年が明けたと思ったら、いつの間にかもう3月ですね。3月といえばそろそろ春。桃やミモザの花が咲いている様子を見かけたら、重い秋冬アウターはそろそろ卒業して、ファッションも明るく軽やかなものに変えていきたい! とはいえ、実際はまだまだ気温は上がりきらないのが3月。そこで今回は、「暖かいまま」春を取り入れるファッションについてお話しします。

●春っぽくしたい気持ちはあるけど、寒がりなんです…

イラストマンガ
服選びに迷う季節
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若いうちは、寒さに耐えながら薄手の春物を着ておしゃれを優先したものですが、大人になると…さすがそれは無理! でも大丈夫。温かいまま、春っぽいおしゃれを楽しむことは、寒がりさんでもできます。

●カラフルカラーを主役に、中に着込んで外は軽く!

女性イラスト
春っぽいおしゃれのポイント

ポイント(1)

なるべく「黒を使わない配色」で、明るい印象に!

装いを春らしくに見せるには、まずは「色使い」が大切。ニットや裏起毛のスウェットも、イエローやピンクなど、春らしく明るいカラーを選べば、暖をとりながら春らしい雰囲気に移行することができます。さらに気をつけるべきは「配色」です。イエローやピンクなら、ベージュのパンツや白のスカートを合わせるなど、なるべく「黒以外」のアイテムでコーディネートすると明るく見えます。

洋服だけでなく、足元を白のスニーカーにしたり、バッグをクリーム色にしたりするのも、全体が軽く見えて効果的です。

 

ポイント(2)

ウールやファーはそろそろ終わり、軽め素材のアウターに!

明るい色を取り入れるとともに、そろそろウールやファー、ボアなどの「重いアウター」とはさようならを。これらを着てしまうと、シンプルコーデであったとしても、どうしても「真冬感」が出てしまいます。代わりにおすすめなのが、キルティングやシャシャカしたナイロン素材と、トレンチコートのような軽い素材のアウター。表面がツルツルした素材は、この時期気になる花粉も付着しづらいので実用面から見ても優秀です。アウターが薄手だとちょっと寒い…というときは、インナーを重ね着して。この時期は、厚手のものを「上にたす」のではく、「中に着込む」発想で乗り切ってください。