定番の「ひとつ結び」ですが、ただ結んだだけだとなんだか手抜きに見えたり、老けて見えたりすることも…。「ひと工夫で簡単におしゃれに見えるようになります!」と話すのは、女性の髪問題に詳しいヘアライター佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター八木花子(八木ちゃん)さん。 今回は、40代の読者をモデルに、大人のひとつ結びのつくり方を教えてもらいました。
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ひとつ結びは後頭部のボリュームが大事!
さとゆみ:今日は、ひとつ結びのポイントを詳しく解説してもらいます。
八木ちゃん:ひとつ結びって、じつは奥が深いんですよね。
さとゆみ:たしかに! 無造作に結んでいるだけなのに、おしゃれに見える髪と、そうじゃない髪があるのは、どこが違うのでしょうか。
八木ちゃん:いちばんのポイントは、後頭部のボリュームです。後頭部にこんもりとしたボリュームがあると、上品で華やかに見えるんですよね。
さとゆみ:たしかに! ここにボリュームがあると、若々しく見えますね。
八木ちゃん:今日は、このボリュームの出し方をお伝えします。
マイナス5歳の「大人のひとつ結び」のつくり方
(1) 分け目をぼかすようにドライヤーを当てる
八木ちゃん:まず、乾かすときに、分け目をつけないように乾かしていきましょう。
さとゆみ:分け目がぱっくりついていると、どうしてもその部分がぺたんこになったり、地肌が目立ったりしますよね。
八木ちゃん:つむじや、分け目部分をこするようにしてドライヤーの熱をあてるのがコツです。
(2) 手でざっくりと髪をまとめ、ひとつに結ぶ
八木ちゃん:次にワックスやバームをつけて、ブラシは使わずに手でざっくりと髪をまとめます。
さとゆみ:ブラシを使わないのはどうして?
八木ちゃん:ブラシを使ってとかすと、髪をなでつけてしまうので、どうしてもボリュームがつぶれやすいんです。