ワンオペ引きこもり生活で精神的にギリギリ状態に
しかし、子ども二人の面倒を見ながら家事をし、さらには引きこもりで外にも行けない生活…はなかなか大変なものでした。
すべての画像を見る(全10枚)子どもたちはけんかが絶えず、犬は散歩に行けずストレスで粗相をする日々。私は常にイライラし、いつも以上に怖いお母さんへと豹変しました。子どもたちのけんかを無の表情で見つめ、あまりにもひどいと怒鳴り散らしてしまい、精神的にギリギリの状態でした。
●まさか!家庭内隔離中に大事件が勃発
夫は運よく1日で熱が下がり普通の生活へと戻りました。食欲は旺盛でおやつなども食べ、好きなだけ眠り、携帯ゲームや一人映画を楽しんでいる状況をSNSなどで知ると、さらに怒りが沸々と込み上げてきていました。
そんなコロナ中、最大の事件が勃発。私がトイレに行ってる間に夫がリビングで子ども達と接触を試みていたのです。
本人は、バレてないと思っていたと思いますが、息子(当時1歳)がスマホをカメラに切り替えしっかりと証拠を残していました。
●緊張の糸が切れ、夫にあたる鬼と化してしまい…
こんなにがんばってるのに…。自分の体調が治ったからってノコノコと出てきて、子ども達と接触していたことに対して怒りが爆発し、LINEでブチギレてしまいました。
とにかく私は1日も早く普通の生活に戻りたかった。幼稚園の発表会の練習など家族の予定はすべて狂い、なにより、子どもたちをコロナから守りたかった。
私の気持ちを分かってくれない夫に対し、部屋の前に置く食事にも「もう出てくるんじゃないぞ」と怒りをあらわにした手紙を添え、もはやストレスをぶつけるただの鬼でした。
●子どもたちの対応にハッと我に返り…
そんな中、引きこもりのストレスで晩酌の酒量は増え、お酒の勢いで大泣きし、子どもたちをびっくりさせてしまったこともありました。
私が泣く姿を見た子どもたちはピタッとけんかをやめ励ましてくれたり、お片づけをし始めたり…2人は明らかに私を支えようとしてくれたのです。
一人でがんばらなきゃと意気込んでいたけれど、どうしようもないときは子どもたちの前で泣き顔を見せるのも悪いことじゃないかもなぁ…と母としても少し成長できた気がします。
●デリバリーや差し入れには本当に助けられた
貧乏性で、普段出前やウーバーを使うことのない私でしたが、コロナ期間中は子どもたちに好きなものを食べさせてあげたい! 私自身も自分の料理に飽きていたのでおいしいものが食べたい! と思っていたので息抜きも兼ねて活用しました。
規定料金を超えないと送料のかかるネットスーパーなど便利なものも活用し、生活を助けられました。
いちばん助かったのは、近所のママ友たちが入れ替わりで玄関の前に差し入れを置いてくれたり、買ってきてほしいものをスーパーで買ってきて置いてくれたりしたことでした。
ほかにも仲のよい友達がLINEをくれたり、子どもたちが喜びそうなものを送ってくれたり…。困っているときに手を差し伸べてくれる人たちがいて、なんとか乗りきることができました。
●夫・川島さんに伝えたいこと
10日間の隔離を終え、保健所からの指示でコロナ自粛を終え、家族4人でお昼ご飯を食べたとき、自分の精神がやっと安定しかけてることに気づきました。
もともとワンオペ育児・家事の生活をしていたので、自分ひとりでも子どもと生活することはできるなぁなんて思っていましたが
「ちょっと見といて」
「ちょっとこれやって」と
手を貸してもらえることにどれだけ助けられていたかわかりました。これからも、健康第一でやっていきましょう。私がもしものときは、よろしくお願いします!(笑)
はんにゃ川島さんのアンサーは『はんにゃ川島章良オフィシャルブログ』にて公開中です。コロナ感染した川島さんの心境は…!?
川島さんのリアルながん体験をつづった『はんにゃ川島のお笑いがんサバイバー』もぜひチェックしてみてください。
個人の体験談です。家庭内で自宅療養をする際は厚生労働省の新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項(日本環境感染学会とりまとめ)などを参考の上、保健所の指示に従って進めてください。