●「お金がない」ですませない

以前は「買って買って」と店頭で泣かれると、つい「お金ないから無理!」と言ってすませてしまうことがありました。しかし、あるとき子どもに「ママのお財布にお金あるよ?」言われ、「お財布にお金があるのに、ママが隠している、ケチっていると思っているんだ」と気づきました。

財布とお金
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そこで、子どもだから分からないと決めつけずに、「今日はみんなのご飯を買うお金しか持ってきてないの。お菓子のお金は持ってこなかったから買えないんだよ」と理由を説明するようにしました。根気よく続けた結果、子どもたちも理解してくれるようになりました。

●「また今度」は言わない

「はいはい、また今度ね」という台詞も言いがちでしたが、子どもたちにとっては「今度っていつ?」と不信感を抱かせていると分かりました。約束をして親が守らないと、子どもも守らなくなります。

指切り

「今度」と言うなら「来週の○曜日ね」「来月のお買い物の時ね」など、しっかり日付を伝え、親も必ず守るようにしたら、そのときまで待ってくれるようになりました。

●出かける前に話し合う

わが家では、普段からお札を封筒分けしたり、家計簿をつけるところを見せています。
買い物のときも、出かける前に封筒から必要な現金を財布に入れるところを見せ、今日はなににいくら使うかを説明します。100均に子どもの学用品を買いに行くときも「今日はノートと鉛筆だけ買うよ。予定外のものは買わない日だよ」と一緒に確認します。

子どもと話し合う

こうして、3分だけでもきちんと話をしてから出かけると、子どもたちも「一緒に決めた」と言う自覚があり、騒いでも「今日は買わないって、来る前に約束したね」と伝えるだけで、しっかり我慢してくれるようになりました。

●ルールを決めて、しっかり説明することが大切

子どもたちは、親を困らせたいとは思っていません。ルールを決め、親子で約束を守ることを心がけたら、次まで信頼して待ってくれるようになりました。

「ダメ」「無理」「買えない」と端的な言葉で終わらせず、きちんと説明を続けた結果、お金の使い方を子どもたちも一緒に考えてくれるようになり、とても頼もしいです。

小さいうちはなかなか一度で伝わらなくても、大きくなるにつれ、しっかりと理解してくれるようになりました。子どもたちの「買って買って」にお困りのママさんに、ぜひ試していただけたらと思います。一緒にがんばりましょう!