冬も半ばになり、この時期になるとそろそろ気になってくるのが、「花粉」。毎年、つらい症状に悩まされている方も多いのでは? 少しでも軽くすませるための効果的な対策を、健康のプロに聞いてみました!
花粉症が憂鬱…いい対策方法は?
すべての画像を見る(全3枚)かゆみやくしゃみが本格的に悪化する前に抑えたい花粉症。花粉の侵入を防ぐことはもちろん、体の内側から花粉をブロックすることも必要です。
アレルギー対策には腸内環境の改善が大切。善玉菌を増やすのに役立つ、食物繊維や発酵食品を日頃から積極的に食べましょう。
●Q:食べ物で対策はできますか?
A:アレルギー対策には腸内環境の改善が大切! 青魚も効果が期待できます
腸内環境を整える食物繊維や発酵食品を摂取する習慣をつけましょう。さらに、抗アレルギー作用のあるEPAやDHA、鼻炎症状を引き起こすヒスタミンの分泌を抑えるαリノレン酸、ヒスタミンを排出するビオチンの摂取も心がけて」(料理研究家、管理栄養士・金丸絵里加さん)
<たとえばこんな食品を!>
【EPA・DHA】
・青魚
【αリノレン酸】
・青ジソ
・クルミ
・エゴマ
・ホウレンソウ
【ビオチン】
・卵
・マガレイ
・ナッツ
●Q:花粉症の症状を改善するツボを教えてください
A:首の後ろの左右にあるくぼみ・風池(ふうち)を刺激して
花粉症がつらいときは、首の後ろにある左右の大きなくぼみを指圧すると効果的。「風池というツボで、頭痛、目の痛み、鼻炎などに効きます。目や鼻など、症状のつらい部位がある方向に向かって、左右1~2回ずつ親指で軽く押し回しましょう」(鍼灸師・柳本真弓さん)
●Q:換気したいけど花粉も心配…。どうしたらいい?
A:空気清浄機や鼻うがいも活用して
窓をあけると寒いので、冬は無理に換気しなくてもOK。「花粉や空気中の汚れを吸引する空気清浄機を活用しましょう。市販されている洗浄液やスプレータイプの洗浄器具を使った鼻うがいも有効です」(産婦人科専門医・高尾美穂さん)
目のかゆみやとまならいくしゃみ…。毎年花粉症に悩まされている人は、ぜひ、今のうちから対策を! できそうなことから早速試してみてください。
ツボ押しやヨガ、お灸などを行う場合、妊娠中やその可能性がある方、持病のある方は事前に医師と相談してください。また、試してみて痛みや不調があるときは、すぐ中断してください
西洋医学に基づかない鍼灸やマッサージは体質改善を目指すものであり、効果・効能には個人差があります