本をしまうための収納の上限を引き出し4杯分に決めた

本を引き出す
本の収納の上限を決めた
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せっかく減らしても、ものは生活していたら増えていくものです。
新たに読みたい本には次々出合っていきますし、小さく暮らすためのその出合いをすべてシャットアウトするのはもったいなさすぎます。読みたい本は諦めずにどんどん買うことにしました。

まず、ほしい本に出合ったら電子書籍で発行していないかチェックするのを習慣にしました。
電子書籍で発行されていない場合は紙の本を買います。ただし、持ち続けることを前提にはしていません。読み終えたら、基本的に手放します。

上限は本棚のうち引き出し4杯分。この上限を超える分は、手放すかどうか判断します。

 

読み終えた本、3つの行き先。推し関係の本が増えてしまったら?

読み終えた本は基本的に以下の3つの行き先に分けられます。

・1.今後読み返さない→古本買取に

ダンボールに入れていき、ある程度溜まったら宅配買取に出します。最近はPollet(ポレット)という不用品の宅配買取サービスをよく使います。

・2.今後も読み返したい(データでOK)→電子化

自炊してPDF化します。

・3.今後も読み返したい(紙で残したい、紙の資料として持ちたい)→本棚に加える

バイブル的な本として本棚に収納します。紙の本が増えてきたら、まずは残すつもりの本をすべて出して、データでもいいものはないか検討します。

●好きなものをがまんするのがシンプルライフではない

とはいえ、急に新しいジャンルにハマって本が一気に増えることもありますよね。
その場合は、収納場所を見直します。たとえばレシピ本ならキッチンに収納してもいいのでは? など。

好きなものをがまんするのがシンプルライフではないと思っています。
好きなものを愛でるために、それほど興味のないジャンルがあればそのエリアのものをぐっと減らし、あいた空間に好きなものを収納して、部屋全体で物量のバランスを取ればいいと思っています。
わたしは昨年突然推しができて、推し関連の書籍が増えました。
推し関連は本棚ではなく押入れの奥行きを活用して、無印のファイルボックス1つに収まる分だけ収納するとルールを決めました。

ものは一か所にまとまっていた方が管理しやすいとは言われていますが、自分が収納の地図を把握できて、管理できていればOKです。

 

本を減らしたら心が軽くなった

本はとても重いもの。とくにこれまでハイエースを借りて自力での引越しを繰り返してきたので、その重さとボリュームには悩まされてきました。
大量の本を手放したことで、住まい選びの自由度がぐんと上がりました。

それまでは「物量が多いから、築古で駅遠の物件にして家賃を下げて、広さをとる以外選択肢がない」と思い込んでいました。しかし、物量が減ったことで、小さな面積でも暮らせるからほかの条件を優先できたり、もののために払っていた分の家賃が減るから生活費をコンパクトにでき、好きな街や物件を選べるようになりました。

「どこにでも住める、どこにでも行ける」という感覚は、心を軽くしてくれました。

 

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