R-1グランプリで準優勝の経験もあり、ミュージカルなどの舞台でも活躍中のエハラマサヒロさん。私生活では子どもが5人いる7人家族のパパでもあります。
家事はゲーム化して楽しむ。エハラマサヒロさんインタビュー
長女11歳、二女9歳、三女6歳、長男2歳、二男0歳の子どもと楽しく暮らすエハラさんですが、昨年11月には日常を描いた四コマ漫画『エハラんち 芸人7人大家族 ドタバタ奮闘記』(集英社刊)を上梓し話題に。
すべての画像を見る(全8枚)今回は2021年の夏にコロナ禍のなかで二男のとわくんが誕生し、小学校のPTA会長などパパ業でも大活躍のエハラさんに、エハラ家の子育てについて語っていただきました。記事の最後に特別にエハラさんがPTA会長を務めた話も試し読みがついているので、ぜひお見逃しなく。
●コロナ禍で迎えた、二男の出産
2021年夏に5人目の子どもである二男のとわくんが誕生しましたが、コロナ禍での出産は「立ち会いができない」といった今までとは少し異なる状況もあったそう。
「とくにコロナで…というのはなかったと思いますが、一方で出産に立ち会えず、面会も一日一時間だけと今までとは違う面もありました。また、妻は実家の家族のことも大好きなので、コロナのせいで実家に帰れなかったのは、すごくストレスだったみたいです。ただよかったのは、5人目なので妻も出産には慣れていました。これが初産だったならば、気が気でなかったと思います」
●子どもが多いほど子育てはラクになる!?
漫画の中でもとわくんが誕生するまでのエハラ家の様子は描かれています。しかし、新生児も含めて子どもが5人もいると子育ても大変そうな気がしますが、実際はどうなのでしょうか?
「子育てに関していうと、年々困ることは減ってますね。たとえば子どもがリフォーム直後の家の壁に落書きしたとしても、もうさんざんそういうケースを見てきているので、『そりゃやるよね』と落ち着いて対応できる。
とくに5人目については、ラクになっていくことが多いです。上の子たちが下の子の面倒を見てくれますから。子どもが2人のときは親だけで子どもの様子を見るのですが、下の子ばかりにかまっていると上の子が赤ちゃん返りしてしまったり…。でも、今は11歳、9歳、6歳の娘たちがいるので、親が末っ子の赤ちゃんを見ているときには、長男の相手をしてくれてとても助かっています」
●エハラ家では片づけなどの家事はゲーム化して楽しむ!
お子さんが多いと、なんとなくおうちの中が散らかりそうなイメージも…。しかし、エハラ家では片づけが楽しくできるようにある工夫をしているといいます。
「たしかに子どもがいると家がすぐに汚れますね。でも、そういうときも『片づけて』と命令調では言わず、『片づけよう』というようにしています。それも、『15分でリビングをきれいにできるかスタート!』というように、ゲームみたいにしてしまうです。片づけって基本的には義務でやりたくないことだからこそ、やりたくなるように仕掛けています」
楽しいことなら率先してやりたくなりますよね。それは大人も子どもも同じなのでは? エハラさんははそういった楽しくなるような取り組みを仕事にも生かしているそうです。
「自分も子どもの頃、義務であることはやりたくなかった。やりたくないと思うと、ダラダラもしてしまう。だから、『しんどいな、苦手だな』ということはゲームだと思うようにしています。たとえば、『問題集を5ページ解くように』という宿題が出たとしたら、1ページ30秒でやろう! と思えばゲームになりますよね。そうすると、いやなことがそこまでいやじゃなくなるんです。大人になった今でも、仕事にもこうやって取り組んでいますね。だから、子どもたちも、苦手なことでも楽しくできる方向を自分で見つけられるように育ってほしいなと思っています」