勝手口を玄関と扱うことで、まるで玄関がふたつあるような生活が可能に!

部屋のドアを開ける夫と子ども
すべての画像を見る(全13枚)

義母は外出先から帰って来たときは、勝手口から自分のスペースへ、直接入ることができます。世帯間の動線を分けることが可能になったので、完全分離型のように、それぞれの世帯の生活やプライバシーを保てています。

間仕切りの役割をしている玄関ホールのドアですが、室内側から自由に行き来ができるので、だれかがいるという安心感と、いつでも好きなときに会えるという、共用型の利点も兼ね備えています。

家族のつながりを大切にしながらも、お互いを干渉し過ぎないほどよい距離感を実現できました。

 

勝手口に玄関用のドアやアプローチタイルも選べる

ハウスメーカーの担当者いわく、勝手口のドアに玄関用のドアを設けたり、階段に玄関アプローチ用のタイルを用いたりすることも可能だそうです。

ただ、勝手口用ドアより幅の大きい玄関ドアは、開閉幅も必要になるので、勝手口の周辺に十分な広さがないと難しくなります。値段も玄関用ドアの方が高価に。

二世帯住宅づくりでは、それぞれの世帯のが、生活スタイルや建てる土地の条件のなかで歩み寄ることが必要不可欠です。ローンや税金をだれが負担するかも、決めねばなりません。そして予算も各家庭によって違い、選択肢も変わってくると思います。

ひとつの二世帯住宅のあり方として、住み心地のよい家づくりの参考になればうれしいです。

 

関連記事

【ルームツアー動画】猫が走り回る中庭。猫と人にやさしい二世帯住宅ワークスペースのある二世帯住宅事例。80代の母もラクに家事できる工夫がいっぱい子育てしやすい「部分共用タイプ」の二世帯住宅。義父母と同居、6人暮らしのリアル体験談費用が22万円!二世帯リフォームの登記に関わる手続きや注意点を体験者がレポート二世帯住宅の間取りのポイント。「採用してよかった」と住んでみてしみじみ実感