●3.相手の意見を聞く
すべての画像を見る(全5枚)自分の意見を言うだけでなく、相手の意見にも耳を傾けましょう。人は、自分の言いたいことだけを言って、相手の言うことはあまり聞きませんが、だれかとうまくやりたいなら、その人の言うことを聞かなければなりません。
とくに、相手の心配や不安をよく聞くべきです。
ある物事について、夫婦がそろって同じように心配することはまずありません。たいてい、どちらかが心配し、もう一方は、あまり心配しないものです。
こんなとき、心配している人に向かって「そんな心配するなんて、馬鹿だなあ」と、一笑に付すのではなく、何を心配しているのか、一通り聞いたほうがいいです。
私の夫は、私より心配性で、私には考えられないようなことを心配しています。正直に言うと「悪い方に考えすぎるのも、ほどほどにしてほしい」と思うのですが、それでも一応、夫の心配事を聞くようにしています。
そして、夫が心配していることに対して、私にできることがあれば「もしそうなったら、私はこうするから」と伝えています。心配している人は、だれかに話を聞いてもらっただけで、心が落ち着きますので、相手の言うことをしっかり聞くことは、結局は自分のためになります。
●4.相手のやり方を尊重する
相手を変えようとしたり、批判したりしないのも、うまくつき合うコツの1つです。
未婚の人が「価値観が同じ人」と結婚したいと言いますが、そんな人はいません。自分とまったく同じ価値観をもち、同じように生きている人なんて、自分だけです。
よって、結婚相手や共同生活をするパートナーには、必ず、自分とは違うところがあります。その違いを受け入れ、相手が自分とはずいぶん違うやり方をしても、そのやり方を尊重しましょう。
私は、持ちものは減らして、シンプルに暮らし、洗剤はできるだけ自然なものを使いたいと思っていますが、夫は違います。私がシンプルに暮らすのが好きなように、夫はたくさんのものに囲まれて暮らすのが好きなのです。
何でも自分流に進めたいと考え、状況をコントロールしようとすると、ストレスがたまるし、不毛な夫婦げんかが増えます。
常日頃から、伝えるべきことは伝え、相手には相手の好きなようにやらせ、問題が起きたら話し合いをして妥協点を見つける。これが、自分とは違う人間と上手くやる最善の方法ではないでしょうか。
●相手に変わってほしいなら、自分が行動するのが効果的
今回は、夫と上手つき合うコツをお伝えしました。
もし「夫にも、ものを減らしてほしい」と思うなら、自分がとことんミニマムに暮らすことが、いちばん効果的です。人は、そばにいる人の影響を強く受けますからね。