特別な日のために、おもてなし料理のレパートリーがあるといいですよね。そこで、今回は料理家の藤井恵さんが30年以上にわたって、アレンジを重ねてつくり続けている鉄板メニューをご紹介。特別感のある栗入りのミートローフは、家族も喜ぶ味です!
スペシャルな味わいを食卓に。クラシックなミートローフ
アレンジを重ね、30年以上つくっている特別な料理。栗入りで、リンゴのソテーとも相性抜群。
●クラシックなミートローフ
材料(4人分)
- 合いびき肉 300g
- 豚肩ロース厚切り肉(ショウガ焼き用) 12枚
- タマネギ 1個
- 栗の甘露煮 150g
- サラダ油 小さじ1
- 塩、コショウ 各少し
- A[卵1個 冷たいご飯200g パセリ(みじん切り)大さじ2 塩小さじ1 コショウ少し シナモンパウダー(あれば)少し]
- 小麦粉 適量
- B[塩小さじ1/2 コショウ少し]
- バター 50g
- リンゴ 2個
- 砂糖 大さじ2
- C[白ワイン大さじ2 塩少し]
- ルッコラ 適量
【つくり方】
(1) タマネギはみじん切りにし、栗は2~3等分に切る。フライパンにサラダ油を中火で熱し、タマネギを入れてしんなりとするまで炒める。塩、コショウをふってさっと混ぜ、取り出して冷ます。
(2) ボウルに(1)のタマネギ、Aを入れて混ぜ、ひき肉を加えて粘りが出るまでよく練り混ぜる。(1)の栗を加え、混ぜ合わせる。
(3) オーブンを250℃に予熱する。クッキングシートを30×40cmに広げて小麦粉を薄くふり、豚肉を1枚ずつ少し重ねながら28×30cmになるように並べ、Bをふる。豚肉の手前側に(2)をのせ、8×20×高さ5cmに整える。クッキングシートごと手前から持ち上げてくるりと巻き、巻き終わりを下にする。
(4) 天板に(3)をクッキングシートごとのせ、バター20gを小さくちぎりながらのせる。250℃(※)のオーブンで15分焼き、オーブンの温度を200℃に下げてさらに40分焼く。取り出してミートローフをアルミ箔で包み、室温に20分ほどおく。
(5) リンゴは皮をところどころむき、2cm幅のくし形に切って芯を除く。フライパンにバター30gを強火で熱して溶かし、リンゴを入れて透きとおるまで炒める。砂糖をふり入れて炒め、薄く色づいてきたらCを加えて煮からめる。(4)を食べやすい大きさに切って器に盛り、リンゴ、ルッコラを添える。
[1人分832kcal]
<POINT>
肉ダネにご飯をたし、食べごたえをアップ!
成形時は豚肉で巻く前に空気を抜くと、焼いたあともキレイな形をキープできます。バターをのせて焼くことで、こんがりとした焼き色に。
オーブンの温度が250℃まで上がらない場合は、最高温度に設定し、様子を見ながら焼く