旅行ジャーナリスト小野アムスデン道子さんが、世界中・日本中を巡って出合った「名店の味」のなかから家でも簡単に再現できるレシピをご紹介します。
軽井沢星野エリア 村民食堂の「たっぷりきのこの投じ蕎麦」
すべての画像を見る(全5枚)今回は、星野リゾートの軽井沢星野エリア内にある村民食堂の人気メニュー「たっぷりきのこの投じ蕎麦」です。
JR軽井沢駅から車で約15分、自然にあふれた星野エリアの中には、湯川が流れ、レストランやショップが並ぶハルニレテラス、星野温泉 トンボの湯、そして村民食堂などがあって、いつも賑わっています。
冬は、体があったまる鍋物、とろりと溶けたチーズがかかった熟成味噌の煮込みハンバーク定食が大人気。そんな人気メニューのなかから、3月20日まで提供される「たっぷりきのこの投じ蕎麦」のレシピを教えていただきました。
出汁はシンプル。そこに、旬のいろんな種類のきのこを、鶏肉や野菜などの具とともに投入。きのこは、とくに舞茸やヒラタケがおすすめだそうです。旨みがたっぷりでたところにさっと蕎麦をくぐらせて、熱々をいただきます。
投じカゴは、おたまで代用可能ですが通販などでも購入できます。
隣の広場では、高さ10mのもみの木にあたたかなクリスマスイルミネーションが輝いていて、この時季の風物詩になっています。
●きのこの投じ蕎麦
【材料(2人分)】
- 蕎麦 2玉
- 鶏モモ肉 100g
- 油揚げ 1枚分
- 春菊 20g
- 長ネギ 1/4本
- きのこ 100~150g
- ※舞茸、ヒラタケ、かきのき茸、きくらげ、シメジ、椎茸などお好みで。
- きのこは、それぞれ20gずつ⇒多ければ多いほど、出汁がおいしくなります。
- <鍋地(鍋の出汁)>
- 水 280g
- 出汁 250g(カツオ、昆布でとった出汁)
- 酒 60g
- めんつゆ 50g
- 白だし 20g
- ※めんつゆと白だしは市販品でOK。
【つくり方】
(1) 鍋にお湯を沸かし、鶏モモ肉をさっと湯通しする。(灰汁が出ないようにするため)
(2) 蕎麦を茹で、冷水で締める(鍋で仕上げるので標準の茹で時間よりもやや短めがおすすめ)
※このときに、蕎麦を小分けにして盛り付けておくと食べやすくなります。
(3) (1)の鶏モモ肉を鍋地に入れ、5分ほど煮る。
(4) きのこを入れて軽く煮込む。野菜類はお好みで。
(5) 具材とお蕎麦を楽しむ。ご飯と卵で雑炊にする楽しみ方もあります。
※沸かしすぎると味が濃くなるので注意、薄める用の出汁を用意しておくと安心です。