月の満ち欠けを意識して、日々を暮らす女性が増えています。5月23日に新月を迎えた今は、満月に向けて月が満ちていき、心も体も吸収力が高まる時期。

月の満ち欠けに合わせて女性の心身を整える「月ヨガ」考案者の島本麻衣子さんに、この時期の過ごし方を教わりました。

月
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新月から満月の間の過ごし方。食欲が高まっても、おおらかに受け止めて

●太っていく月のように吸収力が高まる

サラダ

新月から満月へ向かって月が満ちていく時期は、心も体も吸収力が高まっていきます。食欲も高まる傾向にありますが、「食べすぎた」と、くよくよすることはありません。それが自然なリズムだと、おおらかに受け止めましょう。

活動的になっていくので、目標に向かって行動しながら、気持ちの冷静さも保てると理想的。やりたいことを行いつつ、がんばりすぎないよう、上手に心身のバランスをとっていきましょう。

●シートパックなど与えるケアを積極的に

シートパックやナイトクリームなど与える系のスキンケアは、吸収のいいこの時期が効果的です。「なんとなく」で漫然とケアをせず、「栄養を吸収して元気な肌になる」という気持ちを込め、丁寧に行うのがコツです。

●木や花を見て目から栄養をチャージ

自然のパワーは心と体にとって最高の栄養素。木や花などの自然に触れて香りや感触を楽しむと、五感を通じて、今生きていることがうれしく思えてきます。ほかにも月の光を見つめたり、木もれ日などで太陽の光を楽しむのも、おすすめの時期。

●体にいいものを選んで食べる

体にいいものを食べるなら、吸収力の高いこの時期が最適。産地やつくった人など、出どころに納得のいく食材を選び、自分で料理して食べることで、この時期の心と体にいい影響を与えます。よりよい形で吸収するために、よくかむことも大事。

<NG>暴飲暴食など「しすぎる」こと

高ぶる気持ちが暴走して、過剰になってしまうことも珍しくない時期。食事、家事、趣味など、なにをするにもバランスを意識して過ごしましょう。

●体をよく動かしてエネルギーを上手に発散

心と体が高揚していくので、体を動かしエネルギーを適度に発散させて。運動が苦手な人は、5分間の腹式呼吸を行うといいでしょう。満月が近づくと、骨盤回りの筋肉がゆるんでくるので、後半はマッサージやストレッチに切り替えても。

●パートナーと過ごす

女性的な魅力と幸福感に満ちあふれる時期。もし夫との間に距離を感じているなら、一緒に過ごす時間の密度を高めていくチャンスです。
豪華な食事やプレゼントより、前向きな表情と、相手を思いやる気持ち、なにげない会話を大切に。

●おすすめヨガ:がっせきのポーズ

がっせきのポーズ

腹式呼吸で気持ちを静めアクティブ期を調整しましょう。

床に座り左右の足裏を合わせて、できるだけ骨盤の方へ近づけます。腰やそけい部がかたい人はブランケットやクッションの上に座り、心地よいポジションを探りながら行って。

おなかから息を吸い、両ひざをリラックスさせて背筋を伸ばし、吐くときに両ひざを床に近づけます。これを3呼吸繰り返し。

欲が強くなりすぎたときに、気持ちを落ち着けコントロールするのにも役立つポーズです。