冷蔵庫の中身、見直していますか?
「冷蔵庫は家族の健康を管理するための大切な場所ですし、放っておくと汚れも気になります。私は年に2、3回、掃除を兼ねて整理しています」と語るのは、ライフオーガナイザーの森下純子さん。
冷蔵庫の中身を全部出して、「よく使う・たまに使う・賞味期限ぎれ・ゆずる」の4つに仕分ける
「食の安全・安心は冷蔵庫から! 家族の健康のために、冷蔵庫の中身をしっかり管理したいですね」と語る森下さんに、「冷蔵庫整理のポイント」と「時短レシピ」について語っていただきました。
●掃除もかねて、冷蔵庫の中身を全部出し!
冷蔵庫は奥行きがあるので、奥の方に賞味期限ぎれのものが…なんてことがよくあります。整理するときは中身を全部出し、掃除しましょう。
テーブルの上などで、中身を全部仕分けます。ルールは簡単。
「よく使う・たまに使う・賞味期限ぎれ・ゆずる」の4つです。
いる・いらないの2つでなく、4つに分けることでスムーズに仕分けができます。
なにをどのぐらい持っているのか、全部出してみると、自分の買い物のクセも見えてきたりも。
賞味期限ぎれは処分。あまり消費しないお酒やビンものなどは、もっていても冷蔵庫を占領するだけなので、賞味期限ぎれになる前にゆずりましょう。
よく使う、たまに使うものだけを、次のように冷蔵庫に戻します。
●たくさんある棚は使いやすい高さを意識して
棚が何段もあり、奥行きの深い冷蔵庫。
使いやすい高さを意識し、食材の定位置を決めていきましょう。
たとえば、
最上段は「いただき物エリア」
2段目は「みそなどの常備エリア」
3段目は「すぐ食べる調理食品エリア」
4段目は「子どもが食べるものエリア」など。
大人にとって使いやすいのは2、3段目、子どもにとって使いやすいのは4段目。そこに、よく使うもの、たまに使うものを整理して入れましょう。
段ごとにルールを決めておくと食材の定位置が決まり、「冷蔵庫にあるのに、また同じものを買ってきてしまった…」なんて時間とお金のムダをせずにすみます。
●常備エリアには時短になるつくりおき食材を
2段目の「みそなどの常備エリア」には、常備野菜などに、何品かつくりおき食材を常備しておくと、毎日の家事が時短に繋がります。
最近は、ブレンドされてそのまま使えるお酢も売っていますので、買ってきた野菜を漬けておくだけでも便利。
子ども用には、それにマヨネーズやケチャップをたして混ぜれば、それだけで2品常備野菜がつくれます。
ちなみにわが家ではよく、赤ピーマン&キュウリ&タマネギを漬けています。キャベツ&ニンジン&乾燥ひじきのパターンもおいしいですよ。
●トレーやカゴを選ぶときは、見やすく探しやすいものを
カゴやトレーを使って食材を管理するのもおすすめ。
掃除のときにラクだという理由もありますが、トレーで朝食セットを「和食」「洋食」などシーン別に分けておくと、トレーごと食卓に出せるので、家族も使いやすくなります。
また、みそや粉物が入っているケースは透明のものを使うことで、中になにが入っているのか、食材の減り具合も一目瞭然。在庫も把握しやすくなり、家族も探しやすい!
このちょっとの工夫が毎日のプチストレスを軽減してくれること間違いなしです。
冷蔵庫が整うといいことがたくさんあります。
気分も上がり、料理もしやすくなり、家族も見やすく手伝いやすくなる。
家族の食の安全も守るためにも、冷蔵庫を見直して快適空間にしていきましょう。
※冷蔵庫の中身を整理する際は、食品の温度管理に気をつけて行いましょう。