湿気が多い梅雨どきは、カビやダニ、悪臭などが発生しがち。そこで、家事代行サービス「タスカジ」のカリスマ家政婦サニー春さんに、“におわない玄関”をキープする秘訣を教わりました。

梅雨どきの傘や靴がもち込む湿気…危険な玄関

傘や靴がもち込む湿気、ゲタ箱の中のホコリなどは、どれもカビや悪臭の原因に。
「濡れたものをそのままにせず、少しでも早く湿気を退治することが“におわない玄関”キープの秘訣です」

●事前にしておきたい対策

1:ゲタ箱を掃除したあと棚に新聞紙を敷く
下駄箱に新聞紙を敷く様子
下駄箱に新聞紙を
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靴をすべて外に出し、棚の泥やホコリを取り除いたあと、水ぶき&からぶきします。風を当てて乾かしてから、折り畳んだ新聞紙を各段に敷いていきます。両端を立てるといいでしょう。

2:乾燥剤を入れ湿りすぎを防止
下駄箱に乾燥剤を入れている様子

新聞紙だけでも湿気を吸い取ってくれますが、さらに乾燥剤を入れておくと安心。

「入れる場所は、もっとも湿気がたまりやすい、最下段の奥のすみです」

●雨の日にしておきたい対策

・玄関先に2種類のタオルを用意しておく
玄関にタオルを置いている

雨に濡れたまま室内へ入ると、湿気をもち込むことに。

「雨の日は、頭&体ふき用、足ふき用と2枚のタオルを玄関に置いておいて。帰宅後すぐ水気をふけるようにしておけば、家族も室内も快適です」

・たたきに新聞紙を敷き濡れた靴用スペースとする
たたきの一角に新聞紙を敷いている様子

たたきの一角に新聞紙を敷いておき、濡れた靴を置いておくスペースにしましょう。

「靴の中にも新聞紙を丸めて入れ、外側も内側も水気を早く吸い取らせて。新聞紙はまめに交換を」

・新聞紙入り靴下なら濡れた靴に差し込むだけ
新聞紙入り靴下

古い靴下に丸めた新聞紙をつめたものを、あらかじめ用意しておくと便利。

「帰宅後すっと靴に入れるだけで、湿気対策に。また、新聞紙のインクで内側を汚したくない靴にも使えます」

●濡れた傘のケア方法

・濡れた傘は扇風機も使い、よく乾かす
濡れた傘を扇風機で乾かす様子

傘を濡れたまま閉じると、湿気がこもってサビや悪臭発生の原因に。外で水気をよくきってから、玄関に広げて置き、扇風機で風を当てながらよく乾かしましょう。

・浴室で換気扇を回しながら干してもOK
浴室で換気扇を回しながら傘を干している様子

玄関に広げておくスペースがない場合は、浴室で乾かしてもOK。広げて、各自の傘が重ならないように置いたり、つるしたりして、換気扇を回しっぱなしに。

・乾いてもにおいがしたら、アルコールスプレーで除菌をかける
傘にアルコールスプレーをスプレーする様子

乾かしたのに、まだなんとなくにおう場合は、布や骨が重なっている部分に菌がひそんでいる可能性が。除菌用アルコールスプレーをふきつけ、菌を退治しましょう。