幸栄です。パン教室「toiro(トイロ)」を主宰しています。初めてパンを焼いたのは、長女の出産から1か月後のこと。あの日から試行錯誤を重ね、今は卵とバターを使わないパンのレシピをつくっています。パンを焼きながら、2人の娘の母としても、楽しみや大変さをたくさん感じる日々。毎日のなかで見つける、ささやかな幸せや楽しみをつづっていこうと思います。


<幸栄のゆらゆらと、つらつらと。日々のささやかな幸せをパンと一緒に。>
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夏になると毎年、つるっとしたそうめんやうどんなど、麺類ばかり食べています。でも、暑い日にさっぱりとおいしく食べられるのは、麺類だけじゃありませんよね。

今日は、今人気のあるベトナム風サンドイッチ、バインミーのつくり方を紹介しますね。
「幸栄さんのレシピだからパンから焼くんでしょ?」…いえいえ、今回は本当にすぐにできるように市販のコッペパンを使います。

パクチーをたっぷりのっけて!ベトナム風サンドイッチ「バインミー」のレシピ

材料

【材料(2人分)】

・コッペパン 2本
・大根 50gくらい
・ニンジン 30gくらい
・生ハム 4枚
・パクチー お好みで
・塩 少々
・すし酢 大さじ1
・オリーブオイル 少々

【つくり方】

(1) まずは、バインミーに欠かせないなますをつくります。

大根とニンジンを太めの千切りにしたら少しの塩でもんで、水気が出たら絞ります。あまり細く切るとお正月みたいかな、なんて。
私は太めに切るのをおすすめしています。それに太めの方が食感がしっかりしていて食べごたえがしっかり!

。それに太めの方が食感がしっかりしていて食べごたえがしっかり!

(2) そこにあえるのは市販のすし酢。自分で甘酢をつくるのもいいのですが、これがまたちょっとおっくうに感じてしまう工程のひとつだと思うので、市販のものをありがたく使いましょう。

お好みで量は調整をしてください。すこし濃い目くらいがおすすめです。

生ハムを2枚ずつ挟みます

(3) 今日はスーパーなどに売られているコッペパンを使います。

パンの中心に切り込みを入れ、切り口にオリーブオイルを少し塗ります。そこに生ハムを2枚ずつ挟みます。

なますをたっぷりと挟んで

(4) そして、(2)のなますをたっぷりと挟んで。

お好みの量のパクチーをのせたらできあがり!

(5) お好みの量のパクチーをのせたらできあがり! パクチーが苦手な方は三つ葉などで代用しても、また違うおいしさを楽しむことができますよ。

今回はやわらかいコッペパンを選びましたが、パン屋さんにある小さ目のフランスパンなどを、軽く焼いて具材を挟んでもいいと思います。

ほかにも、小さなロールパンでつくってお弁当にしてもいいですね。

いろいろなパンで楽しめる簡単バインミー。ぜひつくってみてくださいね。

【幸栄(ゆきえ)】 1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、 2010年から卵とバターを使わないパン教室、「toiro」を始める。著書に『「ちょっとのイースト」で作る ベーグルとピザの本(生活シリーズ)』(主婦と生活社刊)、『パウンド型で焼けるおいしい食パン』(家の光協会刊)、『あかちゃん、こども、おとなのパン―はじめてのパンづくり』(アノニマスタジオ刊)などがある